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衣類についたカビの対処方法と予防方法とは?洗濯して大丈夫なのかなど解説

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梅雨のような雨が続く日などは特に「いつの間にかカビが生えてた!」ということも少なくありません。

壁や床にできたカビは掃除による除去のイメージがしやすいですが、衣類にカビが発生してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

今回は、衣類についたカビの対処方法と予防方法について解説します。

カビ対策グッズ

衣類についたカビの落とし方

カビの落とし方は、カビの種類によって異なります。

例えば、白カビや赤カビは比較的落としやすいですが、黒カビは素材の奥の方まで根を張っているので、白カビなどと同じ方法ではきちんと落とすことができません。

ここでは衣類についたカビの落とし方を解説します。

軽いカビはアルコールで落とす

軽いカビは消毒用アルコールで落とせます。

まず、布巾などで表面についたカビ胞子を落としましょう。

その後アルコールをスプレーし、10~30秒ほど経ってから拭き取ります。

このときすぐに拭き取ると除菌効果が薄れるので、必ず数十秒待つのがポイント!

布にアルコールを染み込ませて拭き取る場合は、十分に染み込ませてから拭き取りましょう。

布巾は使い回しをせず、最初に使用したものは捨てて新しいものを使用してくださいね。

デリケート素材の洋服は、アルコールの成分で傷んでしまう可能性があるので、目立たない箇所で事前に確認しておくと安心です。

注意点

カビを掃除する際は、掃除機の使用は控えてください!

掃除機が吸い込んだ胞子がフィルターから部屋中に散布され、カビの被害が拡大する恐れがあります

カビに適したアルコール濃度

殺菌効果が一番高く、カビ取りに適したアルコール濃度は70%です。

濃度が高い方が殺菌効果が高まりそうなイメージがありますが、実は70%より濃度が高くても低くても殺菌効果が激減してしまうのです。

(参考サイト:カビ対策マニュアル 基礎編_文部科学省

アルコールで落ちなければ洗濯する

アルコールを使用しても落ちなかった場合は、漂白剤で洗濯してみましょう。

ここでは具体的な方法をご紹介します。

洗濯で白カビや赤カビを落とす方法

白カビや赤カビは多くの場合、洗濯で落とすことが可能です。

40〜50℃のお湯へ酸素系漂白剤を溶かし、衣類をつけ置きしましょう。

30分〜1時間つけ置きをしたら、その後いつも通りに洗濯機で洗濯をして完了です。

洗濯が終わったらすぐに干して乾燥させることを忘れずに!

洗濯で黒カビを落とす方法

黒カビの場合は、つけ置きをする前に、綿棒などを使ってカビ部分に漂白剤を直接塗り込んでおくことがポイントです。

カビ部分へ直接漂白剤を塗り込んだら、先ほどの手順と同じく40〜50℃のお湯へ酸素系漂白剤を溶かし、衣類をつけ置きます。

黒カビの場合は1時間以上を目安に、様子を見ながらつけ置きしましょう

つけ置きが終わったら洗濯機で洗濯をし、干して完了です。

注意点

洗濯前にタグを確認してください。

衣類には熱に弱いもの、漂白剤が使えないものがあります。

併せて、漂白剤の使用方法も確認しておきましょう。

推奨時間よりも長くつけ置きしたり、規定量よりも多く使ったりすると、衣類の色落ちや傷みの原因になります

クリーニングで落とす

家庭の洗濯でカビが落とせない場合、プロのクリーニング業者に任せるのがおすすめ。

最近では宅配クリーニングのサービスもあるため、忙しいときでも安心です。

ただ、カビ取りは対応できない場合があるため、事前に確認しておきましょう。

衣類にカビを発生させないためのポイント

カビが落とせず状態が悪くなった衣類は、処分しなければなりません。

大切な服がカビで台無しになってしまう前に、しっかり予防しましょう。

カビは「温度」「湿気」「カビの栄養(ホコリなど)」3つの条件が揃うことで繁殖します。

お風呂場や洗面所、キッチン、トイレなど水気の多いところはもちろん、通気性の悪いクローゼットなどもこれらの条件が当てはまるため、注意が必要なのです。

カビの発生しやすい条件を揃えてしまわないよう、日常的に下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 衣類をしまう前にしっかり汚れを落とす
  • 洗濯の分量を守る
  • タンスやクローゼットの換気や整理を定期的に行う
  • 防カビ剤や除湿剤を使用する

関連記事:カビが発生しやすい部屋ごとのカビ対策を解説!具体的な除去方法について

衣類をしまう前にしっかり汚れを落とす

衣類に少しでも皮脂や汗汚れ、食べかすがついているとカビの栄養となり、繁殖を促す原因に。

いつも通りの洗濯だけでも汚れを落とすことはできますが、洗濯用の除菌剤を使うのもおすすめです。

また、衣類は一度着ただけでも皮脂や汗などが付着します

着替えの際に一度袖を通したものの、やっぱり違うと思い返して脱ぎ、そのまま片付けた経験はありませんか?

この一瞬でも汚れがついてしまうのです。

「脱いだ服は洗濯する」を徹底して、もし翌日に着る場合は、湿気やシワ防止のためハンガーにかけるようにしましょう

洗濯の分量を守る

洗濯の際に洗剤の量を多く入れたり、洗濯機いっぱいに衣類を入れたりすると、汚れが落ちず生乾き臭の原因となることがあります。

洗剤の分量と洗濯機の容量はきちんと守りましょう!

関連記事:洗濯槽のカビを取る方法と予防について解説!カビ掃除は塩素系だけじゃない

タンスやクローゼットの換気や整理を定期的に行う

タンスやクローゼットは閉め切ったままのことが多いため、湿気がこもりがち。

定期的に扉を開けて換気をし、中を整理するようにしましょう。

容量いっぱいに入れず、余裕があるくらいが理想です。

洋服を詰め込みすぎると湿気が溜まりやすくなるだけでなく、カビがほかの衣類に移りやすくなります

衣類の種類によって収納位置を変えるのもおすすめ

湿気は下に溜まりやすいので、カビやすい衣類はタンスの上段へしまうのがおすすめです。

タンス上段にはおしゃれ着やカビやすいシルク・ウール製品を、下段には使用頻度の高い服をしまうことで、換気につながります

防カビ剤や除湿剤を使用する

クローゼット内部に除湿剤や防カビ剤を置いておくことも、とても効果的です。

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