ヌメリとは?
豆知識ヌメリ
くらしの研究室
豆知識コーナー「くらしの研究室」、記念すべき第一回目は“ヌメリ”についてお話しします。
皆さんヌメリって何だか知っていますか?
台所の流し台やお風呂の排水口、水回りに現れる、ヌルっとしたモノです。
ヌメリは水分と栄養があれば、現れてきます。
ざっくり言えば微生物の塊で、複数の微生物が集まって増殖、膜を形成したものです。
その膜こそが“ヌメリ”の正体なのです。
ヌメリの正式名称は「バイオフィルム」と言い、バイオ=生き物、フィルム=薄い膜です。
国内には、「日本バイオフィルム学会」なるものがあって多くの研究者がヌメリの研究を行っています。
では実際にヌメリを採取して、栄養豊富なシャーレに展開してみると・・・。
このようにいろんなものが生えてきます。
細菌っぽいのから酵母様のものなど、少なくとも4種類ぐらいの形が違ったコロニー(細菌やカビが繁殖して、目に見えるようかたまりになったもの)が確認できます。
ちなみにこれは研究員のお風呂の排水口から採取したものです。どこのヌメリからも何らかの微生物が確認されるはずです。
皆さんヌメリについて、おわかりいただけましたか?
ビッグバイオではヌメリ対策のスプレーや錠剤を販売しており、実際のヌメリを用いてヌメリ防止に効果があることを確認して製品化しています。
さらに研究室では、ヌメリから微生物を分離してその正体を見極め、しっかりとした製品づくりにつなげられるように、さらにヌメリを深掘りしていこうと思っています。