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カビが発生しやすい部屋ごとのカビ対策を解説!具体的な除去方法について

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梅雨時などのじめじめした時期は、カビの発生が心配になりますよね。

カビは健康に悪影響を及ぼすだけでなく、住環境も悪化させてしまいます。

今回は浴室のほか、お家でカビが発生しやすい箇所のカビ対策と除去方法を解説します。

カビ対策は時期に関係なく、いつでもできます。

日頃から防カビへの意識を高めましょう!

基本のカビ対策

カビ対策の前提として、カビが好む環境にしないことが大切です。

カビが発生しやすい環境の特徴として、下記があげられます。

  • 湿度が80%以上
  • 室温が20〜30℃
  • カビの栄養となるホコリなどの汚れが溜まっている

3つの条件のうち、いずれかが欠けるとカビの繁殖を防ぐことが可能です。

高温多湿の環境は夏場や梅雨時に条件が揃いがち。

ホコリなどの汚れはカビの栄養となるため、頻繁に掃除をして取り除くことが大切です。

今回紹介する方法で対策をしましょう。

しかし、気温の対策については少し難しい部分があります。

というのも、人が過ごしやすいと感じる気温とカビが繁殖しやすい気温が同じなので、カビが発生しにくい気温設定にしてしまうと、今度は人が快適に過ごすことができなくなってしまうのです。

気温対策は難しいので、湿度と汚れ、2つの方針でしっかりとカビ対策をしていきましょう。

湿度対策

湿度対策としてできることは、適度な換気です。

室内の場合、5分間の換気を1時間に2回できると好ましいでしょう。

雨の日も、雨が入ってこないようであれば同様に換気をするのが適切です。

クローゼットや押入れなどのように閉め切ってしまいがちな空間も、こまめに換気するよう心がけましょう。
除湿機を設置する、エアコンのドライ機能や換気扇を活用するなども、湿度を下げる手段としておすすめです。

汚れ対策

汚れ対策として大切なのは、やはり掃除です。

部屋の角や家具の裏、押入れの中などホコリが溜まりやすいところは特に気をつけ、念入りに掃除しましょう。

風通しを良くしたり、掃除しやすくしたりするために家具の配置を変えることも有効です。

防カビ剤を置いてさらに効果的なカビ対策を

防カビ剤とは、その名の通りカビの発生を防止してくれるものです。

商品によってスプレータイプや置くだけのタイプ、煙を炊くタイプなどさまざまなものがあります。

すでに生えているカビを除去する効果はありませんが、カビの除去後や掃除後に使用することでカビの発生を防いでくれる優れものです。

防カビ剤にはさまざまな種類がありますが、用途や家庭環境などによって商品を選択するのが良いでしょう。

例えば、赤ちゃんやペットのいるご家庭には化学薬品を使っていない防カビグッズがおすすめです。

ビッグバイオでは化学薬品を使用していない防カビグッズなどを販売しています。

下記のバナーより、ぜひご覧ください。

カビ対策グッズ

カビが生えやすい場所と対策について

家の中でも特にカビが発生しやすい場所があります。

換気のしにくい場所や水気の多い場所、汚れが溜まりやすい場所などは注意が必要です。

ここではカビの生えやすい場所と、対策について解説します。

水回り

水回りはトイレ、浴室、洗面所、キッチンがあげられます。

汚れを溜めないように日頃から掃除を心がけましょう。

洗面所などは、使用したタイミングでスポンジなどで洗面ボウルをサッと洗い流すようにすると良いですね。

数分の掃除でも、十分なカビ対策となります。

浴室

カビは50℃以上の熱に弱いという特徴があります。

お風呂を使用したあとは60℃くらいのお湯を5秒以上かけるようにすると、防カビ効果が期待できるでしょう。

表面温度はすぐに上がらないので、カビが死滅する50℃より高めに設定し、気になる場所へしっかりと5秒ずつお湯をかけるのがポイントです。

ただ、そのままにしておくと高温多湿の環境となってしまうので、冷水で浴室全体をサッと流して温度を下げるようにするのを忘れずに。

残った水気はタオルやスクイージーで拭き取ると、短時間で水気を切ることができるのでおすすめです。

クローゼットなどの収納部

クローゼットや押入れなどは閉めきったままにすることが多いため、湿度も温度も上がりやすい場所です。

ホコリが溜まりやすいところでもあるので、気づけばカビが発生してしまっていた……、なんてことも。

定期的に扉を開けて換気をすることも大切ですが、ギチギチに収納されていると通気性が悪く、せっかく換気をしてもあまり意味がありません。

定期的に収納物を整理したり、すのこなどを利用して床に物を直接置かないようにしたりするなど、空気の巡りを良くする工夫が必要です。

除湿剤を置くことも、防カビ対策としておすすめ!

重い家具の裏側

重い家具の裏側は空気がこもって湿度が上がりやすく、ホコリも溜まりやすいので要注意!

壁と家具の間はぴったりくっつけず、少し離して配置すると掃除もしやすく、空気も循環しやすいのでおすすめです。

寝具

布団や枕などの寝具は、寝汗による湿度のほか、人間の体温、皮脂やフケなどの栄養とカビが繁殖しやすい条件が揃っています。

天気のいい日はできるだけ外干しをして、干すのが難しいマットレスは日当たりのいい場所に置きましょう

また、敷布団は万年床にせず、起きてすぐ布団をめくり1時間は湿気を逃すようにしてください

布団を敷きっぱなしにすると湿気がこもり、床にまでカビが生えてしまいます。

畳の材料である「い草」は、湿度の調整を自然に行ってくれる機能を持っていますが、湿度が高い状態が続くと湿気をどんどん吸収してしまうという一面もあります。

その結果、カビが生えやすくなってしまうのです。

畳のカビを防止するためにはこまめな掃除と、通気性を良くすることを心がけると良いでしょう。

カビが生えた場合、畳目に沿ってアルコールで拭き取ります。

拭き取った後は、乾拭きしてください。

カビに関するQ&A

ここではカビに関してよくある質問に対して回答します。

Q.カビを見かけた場合、どうすればいい?

カビを見つけた場合はすぐに除去することが大切です。

ほかのところにまで繁殖してしまうかもしれません。

カビは見た目の問題だけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。

軽微なカビであればアルコール除菌スプレーでの除去が可能です。

水洗いができる場所の頑固な黒カビなどは、塩素系漂白剤やカビ取り剤を使いましょう。

注意点

漂白剤やカビ取り剤は混ぜると危険な場合があるため、十分注意しましょう。

また、使用する場合は窓を開け、換気をすること!

胞子を吸い込まないようにマスクを着け、また漂白剤などから手を守るために手袋を着用するのも怠らないようにしてくださいね。

Q.カビの何が健康に悪いの?

カビは感染症やアレルギー、中毒症状などを引き起こすことがあります。

鼻水やくしゃみの原因となることもあれば、発熱や頭痛が発症するケースもみられます。

空気中にもカビの胞子は存在しますが、人体に悪影響を及ぼすものは視認できるレベルになってからの場合がほとんどです。

定期的に掃除をするなど、日頃から防カビに努めましょう!

菌の力でカビ発生を防ぐバイオ由来の商品紹介

湿度調整や掃除をしていても、完全にカビの繁殖を防げるわけではありません。

防カビ剤を使用することで、カビ発生のリスクをより軽減することが可能です。

カビの発生を防ぐ商品は多く存在しますが、当社では化学物質を使用していないバイオ由来の防カビグッズを開発・販売しています。

BB菌と呼ばれる微生物群が、使用環境に応じてカビを予防!

ニオイの原因なども分解するため、防臭効果もばっちりです。

場所を取らない貼るタイプはシンク下や浴室に、吊り下げられるタイプはクローゼットやリビングにもおすすめ

  ちょこっと置いて吊るしてBB菌

ビッグバイオでは防カビ以外にも、ぬめり対策にも使用できる商品などを取り揃えています。

ぜひこの機会に商品ページをご覧ください。

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洗濯槽のカビを取る方法と予防について解説!カビ掃除は塩素系だけじゃない

カビお洗濯 くらしの研究室

洗濯したあと、洗濯物に黒い汚れがついていた!なんて経験ありませんか?

実はその正体、洗濯槽に繁殖したカビや皮脂汚れなどの集まりなんです!

こうしたカビや汚れは、洗濯物の嫌なニオイの原因にも。

定期的な掃除で洗濯機のカビを取り除いてあげましょう。

今回は洗濯槽のカビを取り除く方法や、予防方法を解説します。

洗濯槽のカビを取り除く方法

洗濯槽のカビを取り除く方法として、基本的には市販の洗剤を使用することが推奨されます。

放置しすぎて洗剤だけでは洗いきれない場合などは、専門家に掃除を頼むことも選択肢としてありますが、日常的な掃除であれば市販品で十分です。

洗濯槽用の洗剤にはいくつか種類がありますが、商品や洗濯機のメーカーによっては使用できない場合があるので、購入前にパッケージや洗濯機の仕様書を確認しましょう

市販の洗剤にはいくつか種類があるので、それぞれのメリット・デメリットから購入を検討してみてくださいね。

塩素系クリーナー

塩素系クリーナーは強い洗浄力や殺菌力がメリットです。

次亜塩素酸ナトリウムが主成分で殺菌力が強く、カビを分解・除去します。

洗浄時間の短さも塩素系クリーナーのメリットです。

つけおきが不要なので、洗濯機を回すだけで掃除が完了します。(つけおきしても可)

ただ、刺激が強いため取り扱いには十分注意が必要な商品でもあります。

他の洗剤・薬剤などと混ぜてはいけない(有害物質の発生につながる)、身体に直接触れないようにする必要がある、使用後の換気、すすぎ残しがあると衣類を傷める可能性があることなど、注意すべき点がいくつかあります。

酸素系クリーナー

酸素系クリーナーはツンとした刺激臭がないことに加え、衣類や肌への刺激が少ないのがメリットです。

酸素系クリーナーは過炭酸ナトリウムが主成分で、汚れをはがして落とします。

一方で、汚れを剥がすために数時間つけおきをする必要があったり、剥がれた汚れを手作業で取り除かなければならず、手間がかかるというデメリットも。

また、酸素系クリーナーはドラム式や二槽式の洗濯機に使えない場合がありますので、購入前に確認しましょう。

洗濯槽を掃除するタイミングは?

掃除道具のイメージ図

洗濯機の使用状況は家庭によってさまざまなので一概にはいえませんが、一般的に洗濯槽の掃除は、1〜2カ月に一度の頻度が好ましいとされています。

洗濯機に発生するカビの調査によれば、毎日洗濯機を使用した場合よりも週に2〜3回使用した方がカビが生えやすい(※)という結果になったそうです。

一人暮らしだと週に2〜3回程度しか洗濯機を稼働しないという方もいるかもしれませんね。

ただ「そんなに使ってないから」と洗濯槽の掃除を後回しにしていると、いつの間にかびっしりとカビが発生していた……などということにもなりかねません。

できれば1カ月に一度、最低でも2カ月に一度のペースで洗濯槽の掃除を行うようにしましょう。

※外部サイト:2012年「洗濯機のカビ汚染度の調査」(エステー)より

洗濯物に黒いカスが付いていたら、カビ大量発生中!?

洗濯したあとの衣類に黒いカスや汚れが付着するようになったときには、すでに洗濯槽にべっとりと汚れやカビが繁殖してしまっている状態です。

こうなると掃除したとしても黒いカス(汚れ)が出てきて、洗濯物についてしまいます。

そのため、黒いカスが出る前に1カ月に1回くらいのペースでこまめに掃除することが大切なのです。

洗濯槽のカビ予防ポイント

カビの繁殖をできるだけ抑えるためには湿度の向上を抑え、カビの餌となるものを放置しないことが前提です。

この前提を守るために大切なポイントは下記の3つ。

  • 洗濯機に衣類を放置しない・洗濯後すぐに干す
  • 洗濯機のふたをできるだけ開けておく
  • 洗剤の容量を守る

上記を習慣化することで、洗濯機のカビをできるだけ抑えましょう!

洗濯機に衣類を放置しない・洗濯後すぐに干す

洗濯前後に限らず、衣類を洗濯機の中に放置していると衣類の持つ湿気によって洗濯機内の湿度が上がってしまいます

さらに、汚れた状態の衣類は雑菌やカビの繁殖原因となるため、脱いだ服は洗濯かごへ入れるようにして、洗濯が終わったものはすぐに干すよう習慣づけましょう

洗濯機のふたをできるだけ空けておく

洗濯が終わったら閉めてしまいがちなふたですが、実は洗濯後の湿気を逃すために開けたままにしておくのがベストなのです。

カビが活発に活動を始める湿度は80%以上からといわれているため、ふたを開けてできるだけ乾燥した状態を保つようにしましょう。

もし、お使いの洗濯機がドラム式の場合は事故防止のためにふたを閉めてください。

関連記事:洗っても洗濯物が臭うのはなぜ??

関連記事:徹底調査!洗濯機に潜む菌・・・

洗剤の容量を守る

溶け残った洗剤はカビの餌となり、繁殖を促す原因となってしまいます。

洗剤のパッケージに書かれた分量を守ることで、洗剤の溶け残りを最低限に抑えることが可能です。

洗濯槽のカビには定期的な掃除とできるだけの対策を!

 

今回ご紹介したカビ予防のポイントに加え、防カビ効果のある商品を利用することもおすすめです。

ビッグバイオでは、洗濯用防カビ剤・除菌剤を開発・販売しています。

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