くらしの研究室

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カビが発生しやすい部屋ごとのカビ対策を解説!具体的な除去方法について

カビ くらしの研究室

梅雨時などのじめじめした時期は、カビの発生が心配になりますよね。

カビは健康に悪影響を及ぼすだけでなく、住環境も悪化させてしまいます。

今回は浴室のほか、お家でカビが発生しやすい箇所のカビ対策と除去方法を解説します。

カビ対策は時期に関係なく、いつでもできます。

日頃から防カビへの意識を高めましょう!

基本のカビ対策

カビ対策の前提として、カビが好む環境にしないことが大切です。

カビが発生しやすい環境の特徴として、下記があげられます。

  • 湿度が80%以上
  • 室温が20〜30℃
  • カビの栄養となるホコリなどの汚れが溜まっている

3つの条件のうち、いずれかが欠けるとカビの繁殖を防ぐことが可能です。

高温多湿の環境は夏場や梅雨時に条件が揃いがち。

ホコリなどの汚れはカビの栄養となるため、頻繁に掃除をして取り除くことが大切です。

今回紹介する方法で対策をしましょう。

しかし、気温の対策については少し難しい部分があります。

というのも、人が過ごしやすいと感じる気温とカビが繁殖しやすい気温が同じなので、カビが発生しにくい気温設定にしてしまうと、今度は人が快適に過ごすことができなくなってしまうのです。

気温対策は難しいので、湿度と汚れ、2つの方針でしっかりとカビ対策をしていきましょう。

湿度対策

湿度対策としてできることは、適度な換気です。

室内の場合、5分間の換気を1時間に2回できると好ましいでしょう。

雨の日も、雨が入ってこないようであれば同様に換気をするのが適切です。

クローゼットや押入れなどのように閉め切ってしまいがちな空間も、こまめに換気するよう心がけましょう。
除湿機を設置する、エアコンのドライ機能や換気扇を活用するなども、湿度を下げる手段としておすすめです。

汚れ対策

汚れ対策として大切なのは、やはり掃除です。

部屋の角や家具の裏、押入れの中などホコリが溜まりやすいところは特に気をつけ、念入りに掃除しましょう。

風通しを良くしたり、掃除しやすくしたりするために家具の配置を変えることも有効です。

防カビ剤を置いてさらに効果的なカビ対策を

防カビ剤とは、その名の通りカビの発生を防止してくれるものです。

商品によってスプレータイプや置くだけのタイプ、煙を炊くタイプなどさまざまなものがあります。

すでに生えているカビを除去する効果はありませんが、カビの除去後や掃除後に使用することでカビの発生を防いでくれる優れものです。

防カビ剤にはさまざまな種類がありますが、用途や家庭環境などによって商品を選択するのが良いでしょう。

例えば、赤ちゃんやペットのいるご家庭には化学薬品を使っていない防カビグッズがおすすめです。

ビッグバイオでは化学薬品を使用していない防カビグッズなどを販売しています。

下記のバナーより、ぜひご覧ください。

カビ対策グッズ

カビが生えやすい場所と対策について

家の中でも特にカビが発生しやすい場所があります。

換気のしにくい場所や水気の多い場所、汚れが溜まりやすい場所などは注意が必要です。

ここではカビの生えやすい場所と、対策について解説します。

水回り

水回りはトイレ、浴室、洗面所、キッチンがあげられます。

汚れを溜めないように日頃から掃除を心がけましょう。

洗面所などは、使用したタイミングでスポンジなどで洗面ボウルをサッと洗い流すようにすると良いですね。

数分の掃除でも、十分なカビ対策となります。

浴室

カビは50℃以上の熱に弱いという特徴があります。

お風呂を使用したあとは60℃くらいのお湯を5秒以上かけるようにすると、防カビ効果が期待できるでしょう。

表面温度はすぐに上がらないので、カビが死滅する50℃より高めに設定し、気になる場所へしっかりと5秒ずつお湯をかけるのがポイントです。

ただ、そのままにしておくと高温多湿の環境となってしまうので、冷水で浴室全体をサッと流して温度を下げるようにするのを忘れずに。

残った水気はタオルやスクイージーで拭き取ると、短時間で水気を切ることができるのでおすすめです。

クローゼットなどの収納部

クローゼットや押入れなどは閉めきったままにすることが多いため、湿度も温度も上がりやすい場所です。

ホコリが溜まりやすいところでもあるので、気づけばカビが発生してしまっていた……、なんてことも。

定期的に扉を開けて換気をすることも大切ですが、ギチギチに収納されていると通気性が悪く、せっかく換気をしてもあまり意味がありません。

定期的に収納物を整理したり、すのこなどを利用して床に物を直接置かないようにしたりするなど、空気の巡りを良くする工夫が必要です。

除湿剤を置くことも、防カビ対策としておすすめ!

重い家具の裏側

重い家具の裏側は空気がこもって湿度が上がりやすく、ホコリも溜まりやすいので要注意!

壁と家具の間はぴったりくっつけず、少し離して配置すると掃除もしやすく、空気も循環しやすいのでおすすめです。

寝具

布団や枕などの寝具は、寝汗による湿度のほか、人間の体温、皮脂やフケなどの栄養とカビが繁殖しやすい条件が揃っています。

天気のいい日はできるだけ外干しをして、干すのが難しいマットレスは日当たりのいい場所に置きましょう

また、敷布団は万年床にせず、起きてすぐ布団をめくり1時間は湿気を逃すようにしてください

布団を敷きっぱなしにすると湿気がこもり、床にまでカビが生えてしまいます。

畳の材料である「い草」は、湿度の調整を自然に行ってくれる機能を持っていますが、湿度が高い状態が続くと湿気をどんどん吸収してしまうという一面もあります。

その結果、カビが生えやすくなってしまうのです。

畳のカビを防止するためにはこまめな掃除と、通気性を良くすることを心がけると良いでしょう。

カビが生えた場合、畳目に沿ってアルコールで拭き取ります。

拭き取った後は、乾拭きしてください。

カビに関するQ&A

ここではカビに関してよくある質問に対して回答します。

Q.カビを見かけた場合、どうすればいい?

カビを見つけた場合はすぐに除去することが大切です。

ほかのところにまで繁殖してしまうかもしれません。

カビは見た目の問題だけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。

軽微なカビであればアルコール除菌スプレーでの除去が可能です。

水洗いができる場所の頑固な黒カビなどは、塩素系漂白剤やカビ取り剤を使いましょう。

注意点

漂白剤やカビ取り剤は混ぜると危険な場合があるため、十分注意しましょう。

また、使用する場合は窓を開け、換気をすること!

胞子を吸い込まないようにマスクを着け、また漂白剤などから手を守るために手袋を着用するのも怠らないようにしてくださいね。

Q.カビの何が健康に悪いの?

カビは感染症やアレルギー、中毒症状などを引き起こすことがあります。

鼻水やくしゃみの原因となることもあれば、発熱や頭痛が発症するケースもみられます。

空気中にもカビの胞子は存在しますが、人体に悪影響を及ぼすものは視認できるレベルになってからの場合がほとんどです。

定期的に掃除をするなど、日頃から防カビに努めましょう!

菌の力でカビ発生を防ぐバイオ由来の商品紹介

湿度調整や掃除をしていても、完全にカビの繁殖を防げるわけではありません。

防カビ剤を使用することで、カビ発生のリスクをより軽減することが可能です。

カビの発生を防ぐ商品は多く存在しますが、当社では化学物質を使用していないバイオ由来の防カビグッズを開発・販売しています。

BB菌と呼ばれる微生物群が、使用環境に応じてカビを予防!

ニオイの原因なども分解するため、防臭効果もばっちりです。

場所を取らない貼るタイプはシンク下や浴室に、吊り下げられるタイプはクローゼットやリビングにもおすすめ

  ちょこっと置いて吊るしてBB菌

ビッグバイオでは防カビ以外にも、ぬめり対策にも使用できる商品などを取り揃えています。

ぜひこの機会に商品ページをご覧ください。

お風呂に貼るタイプの防カビグッズはこちら

吊り下げられるタイプの防カビグッズはこちら

 


洗濯槽のカビを取る方法と予防について解説!カビ掃除は塩素系だけじゃない

カビお洗濯 くらしの研究室

洗濯したあと、洗濯物に黒い汚れがついていた!なんて経験ありませんか?

実はその正体、洗濯槽に繁殖したカビや皮脂汚れなどの集まりなんです!

こうしたカビや汚れは、洗濯物の嫌なニオイの原因にも。

定期的な掃除で洗濯機のカビを取り除いてあげましょう。

今回は洗濯槽のカビを取り除く方法や、予防方法を解説します。

洗濯槽のカビを取り除く方法

洗濯槽のカビを取り除く方法として、基本的には市販の洗剤を使用することが推奨されます。

放置しすぎて洗剤だけでは洗いきれない場合などは、専門家に掃除を頼むことも選択肢としてありますが、日常的な掃除であれば市販品で十分です。

洗濯槽用の洗剤にはいくつか種類がありますが、商品や洗濯機のメーカーによっては使用できない場合があるので、購入前にパッケージや洗濯機の仕様書を確認しましょう

市販の洗剤にはいくつか種類があるので、それぞれのメリット・デメリットから購入を検討してみてくださいね。

塩素系クリーナー

塩素系クリーナーは強い洗浄力や殺菌力がメリットです。

次亜塩素酸ナトリウムが主成分で殺菌力が強く、カビを分解・除去します。

洗浄時間の短さも塩素系クリーナーのメリットです。

つけおきが不要なので、洗濯機を回すだけで掃除が完了します。(つけおきしても可)

ただ、刺激が強いため取り扱いには十分注意が必要な商品でもあります。

他の洗剤・薬剤などと混ぜてはいけない(有害物質の発生につながる)、身体に直接触れないようにする必要がある、使用後の換気、すすぎ残しがあると衣類を傷める可能性があることなど、注意すべき点がいくつかあります。

酸素系クリーナー

酸素系クリーナーはツンとした刺激臭がないことに加え、衣類や肌への刺激が少ないのがメリットです。

酸素系クリーナーは過炭酸ナトリウムが主成分で、汚れをはがして落とします。

一方で、汚れを剥がすために数時間つけおきをする必要があったり、剥がれた汚れを手作業で取り除かなければならず、手間がかかるというデメリットも。

また、酸素系クリーナーはドラム式や二槽式の洗濯機に使えない場合がありますので、購入前に確認しましょう。

洗濯槽を掃除するタイミングは?

掃除道具のイメージ図

洗濯機の使用状況は家庭によってさまざまなので一概にはいえませんが、一般的に洗濯槽の掃除は、1〜2カ月に一度の頻度が好ましいとされています。

洗濯機に発生するカビの調査によれば、毎日洗濯機を使用した場合よりも週に2〜3回使用した方がカビが生えやすい(※)という結果になったそうです。

一人暮らしだと週に2〜3回程度しか洗濯機を稼働しないという方もいるかもしれませんね。

ただ「そんなに使ってないから」と洗濯槽の掃除を後回しにしていると、いつの間にかびっしりとカビが発生していた……などということにもなりかねません。

できれば1カ月に一度、最低でも2カ月に一度のペースで洗濯槽の掃除を行うようにしましょう。

※外部サイト:2012年「洗濯機のカビ汚染度の調査」(エステー)より

洗濯物に黒いカスが付いていたら、カビ大量発生中!?

洗濯したあとの衣類に黒いカスや汚れが付着するようになったときには、すでに洗濯槽にべっとりと汚れやカビが繁殖してしまっている状態です。

こうなると掃除したとしても黒いカス(汚れ)が出てきて、洗濯物についてしまいます。

そのため、黒いカスが出る前に1カ月に1回くらいのペースでこまめに掃除することが大切なのです。

洗濯槽のカビ予防ポイント

カビの繁殖をできるだけ抑えるためには湿度の向上を抑え、カビの餌となるものを放置しないことが前提です。

この前提を守るために大切なポイントは下記の3つ。

  • 洗濯機に衣類を放置しない・洗濯後すぐに干す
  • 洗濯機のふたをできるだけ開けておく
  • 洗剤の容量を守る

上記を習慣化することで、洗濯機のカビをできるだけ抑えましょう!

洗濯機に衣類を放置しない・洗濯後すぐに干す

洗濯前後に限らず、衣類を洗濯機の中に放置していると衣類の持つ湿気によって洗濯機内の湿度が上がってしまいます

さらに、汚れた状態の衣類は雑菌やカビの繁殖原因となるため、脱いだ服は洗濯かごへ入れるようにして、洗濯が終わったものはすぐに干すよう習慣づけましょう

洗濯機のふたをできるだけ空けておく

洗濯が終わったら閉めてしまいがちなふたですが、実は洗濯後の湿気を逃すために開けたままにしておくのがベストなのです。

カビが活発に活動を始める湿度は80%以上からといわれているため、ふたを開けてできるだけ乾燥した状態を保つようにしましょう。

もし、お使いの洗濯機がドラム式の場合は事故防止のためにふたを閉めてください。

関連記事:洗っても洗濯物が臭うのはなぜ??

関連記事:徹底調査!洗濯機に潜む菌・・・

洗剤の容量を守る

溶け残った洗剤はカビの餌となり、繁殖を促す原因となってしまいます。

洗剤のパッケージに書かれた分量を守ることで、洗剤の溶け残りを最低限に抑えることが可能です。

洗濯槽のカビには定期的な掃除とできるだけの対策を!

 

今回ご紹介したカビ予防のポイントに加え、防カビ効果のある商品を利用することもおすすめです。

ビッグバイオでは、洗濯用防カビ剤・除菌剤を開発・販売しています。

ぜひご覧ください。

【洗濯時に使える防カビ剤】

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カビが発生しやすい湿度とは?快適な湿度とカビの関係や予防法について

カビ くらしの研究室

雨の続く日や夏場など、じめじめした日が増えると気になってくるのがカビの存在。

カビの発生には湿度が大きく関係しています。

そこで今回は、カビの発生しやすい湿度や予防法などについて、詳しく解説します!

カビが発生しやすい湿度は80%以上から

カビが活動し始めるのは、湿度が60%を超えたあたりだといわれています。

湿度が高くなればなるほど、カビが発生するまでの期間は短くなります。

例えば、湿度が75%以下だとカビが生えるまで数カ月かかりますが、80%以上の日が続けば、およそ数週間でカビが発生するといわれています。

カビの発生を防ぐためには、湿度が60%を超えてしまわないように調整しておきたいところ!

人が快適に過ごすための湿度について

人間が快適かつ健康に日常生活を送るためには、気温と湿度のバランスが大切です。

人が生活する上での適正かつ快適な湿度は、およそ40〜60%といわれています。

これより湿度が低くなると、ウイルスの活発化や肌の乾燥などを引き起こします。

快適な空気環境を維持するため、普段から湿度計などを活用して室内の湿度を意識してみてはいかがでしょうか。

カビ予防に大切なのはこまめな掃除と換気

カビが発生しないよう、普段から下記のポイントを押さえておきましょう!

  • こまめな換気
  • こまめな掃除
  • 部屋干しはなるべく避けるのが吉
  • カビ予防のグッズを利用する

こまめな換気

カビの発生には湿度が大きく影響しています。

部屋を閉めっぱなしにしていると空気がこもり、湿度が上がってしまいます。

天気の良い日はこまめに窓を開けて換気することがおすすめです。

部屋だけでなく、クローゼットや押入れなども定期的に扉を開けて中の空気を入れ替えてあげましょう

こまめな掃除

放置されたホコリや汚れはカビの栄養となってしまいます。

ホコリの中に多いダニやダニの糞、死骸もカビの栄養になりますし、食べカスなども同様です。

日頃からの掃除と、食べカスなどを落とした際はその都度掃除をするように心がけましょう!

部屋干しはなるべく避けるのが吉

部屋干しをすると、部屋の湿度が上がってカビが発生しやすくなるため、なるべく避けた方が良いでしょう。

しかし、花粉がひどい時期や梅雨時、女性の一人暮らしなど、どうしても部屋干しをしないといけない時期もありますよね。

そういったときにおすすめなのが、除湿機や衣類用の乾燥機などを利用すること!

部屋干しをする場合は、部屋の湿度を下げるアイテムなどを利用して、部屋の湿度調整も一緒に気にかけられるとgood!

カビ予防のグッズを利用する

湿度調整が大変!とお悩みの方には、カビ予防のグッズの利用がおすすめ!

特にクローゼットや押入れなどには、乾燥剤や除湿剤を置いておくだけでも効果があります。

カビ予防のグッズでおすすめなのが、ビッグバイオのカビ対策シリーズ

クローゼットなど、狭いところでも吊るして使える小さなタイプから、大容量タイプ、スプレータイプなど、さまざまなタイプを揃えています。

自然の力でカビを予防するので、赤ちゃんやペットのいるご家庭でも安心してご使用できます♪

梅雨時は特に湿度の変化に要注意!

カビは時期に関係なく発生しますが、特に梅雨時期は家全体の湿度が高くなりやすく、お風呂場以外のカビ発生リスクが高まります。

カビは室内の見た目が悪くなるだけでなく、人体にも悪影響を及ぼします。

そのため、カビが生える前の早い段階で対策することが大切です。

換気や除湿機などを活用するほか、防カビグッズを取り入れるなど、快適で健康的な空間づくりを心がけましょう。


微生物のお話 その1 〜微生物とは?〜

豆知識 くらしの研究室

微生物とは?

微生物は人の肉眼では確認できない、小さな生き物のことです。
よく耳にする名前で言うと乳酸菌・ビフィズス菌・コロナウイルス。細菌・カビ・ウイルスなど、すべてひっくるめた総称です。
※ウイルスは自己増殖能がなく、他の生物に寄生して増殖するため、生物ではないという見方もあります。ここではウイルスも目に見えない生物の一種、微生物としています。

大きさは0.1mm以下で、形も丸かったり、細長かったりいろんな形をしています。
微生物はこれまでおよそ15,000種、発見されています。これは微生物全体数の1%にも満たないとされ、未確認の微生物はこの100倍以上の種類がいると推測されています。

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この微生物たち、一体どこにいると思いますか?
生肉や生魚?それともトイレや生ゴミを想像しますか?
微生物は私たちの身の回りや空気中・水中・土中などあらゆる所にいます。今この記事を読んでいるスマホやパソコン・マウスにもなんらかの微生物がいます。
また氷点下、100度以上の超高温、強アルカリ性、強酸性環境など人や動植物が生きていけないようなところにも微生物は存在するのです。

TVCMでテーブルや台所に菌がウジャウジャいる映像を見かけます。これを「怖い!汚い!」と感じる人がいると思いますが、菌がいることは当たり前のことで、「菌がいる」=「病気になる」訳ではなく、病気の原因になる菌がいるとその病気になる可能性があるということです。ただし食中毒やインフルエンザが流行する時期は未然に病気を防ぐために除菌は有効な手段の1つです。

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常在菌や腸内細菌という言葉をご存知の方も多いでしょう。微生物は私たち人間の皮膚や体内にも存在します。ではいつから私たち人間は微生物と一緒にいるのでしょうか?

気がつかないけど、産まれた時から一緒にいる微生物

赤ちゃんは母親のお腹の中にいる時は無菌状態です。出産時に産道をとおり母親の腸内細菌を受け継ぎます。帝王切開の場合は取り上げる医師や看護師、院内にいる菌が影響します。
生まれてすぐは出産方法により腸内環境に差がありますが、次第に腸内細菌は変化していきます。正確な原因はまだわかっていませんが、授乳や抱っこ、食べるものや室内外の環境など様々な要因が関係すると言われています。

人間の体にいる微生物「常在菌」

人体にはたくさんの常在菌が存在しています。口腔内はミュータンス菌など300〜700種が約100億個、皮膚にはブドウ球菌、アクネ菌など1,000種が約1兆個、腸内にはビフィズス菌、大腸菌など150種が約100兆個存在しています。
身体全部の常在菌は約1,000種、約100兆個、重さにすると約2kgほどになります。
常在菌は病原菌の繁殖を防いだり、ビタミンを作ったり、消化しきれなかったものを消化したりします。体力が低下すると常在菌のバランスが崩れ、下痢や感染症にかかりやすくなります。

腸内細菌は国によって差があり、「生海苔が食べられるのは日本人だけ」なんです。これは昔から生海苔を食べている日本人には生海苔を分解できる微生物を宿しているからといわれています。(焼き海苔は日本人以外も消化できる)
これは人間以外の生き物にも言えることです。草食動物には植物細胞の一部セルロースを分解できる微生物を宿しているから草を食べていけるのです。
では海や土壌など自然界にいる微生物はどのような働きをしているのでしょうか?

微生物の役割「分解」

微生物は生き物ですから、人間と同じように栄養をとり、増殖します。
この栄養をとる行為が分解であり、この分解の能力は私たちの生活に大きく影響します。
土壌でいうと落ち葉や動物の糞、死がいなどを微生物が分解。微生物がいないとこれら有機物が分解されず、そこらじゅうに溢れてしまいます。また多種の微生物により分解を繰り返し、植物の栄養となる無機物になります。微生物の力により、有機物の分解と植物への栄養の供給という重要な連鎖を担っているのです。

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2019年12月に新型コロナウイルスが流行して以降、私たちは感染予防のため、除菌してきました。病気の原因になる微生物や人間にとって都合の悪い微生物もいます。しかし世界初の抗生物質「ペニシリン」、味噌・醤油など発酵食品など微生物の恩恵を受けており、その可能性は計り知れません。おいしいものを食べて消化してくれるのも微生物のおかげなのです。

微生物はまだまだ未知の世界。生物の行動をコントロールできる微生物もいるので、そのうちストレスが緩和する微生物が出てくるかもしれませんね。そうなってくると病原菌のイメージで嫌う人は少なくなってきそうです。

今日もあなたの体に、周りにもたくさんの微生物がいます。人間の都合に振り回されることなく、自由に漂っています。今日はどんな微生物がいるのかなと考えてみるのもいいかもしれません。


エアコンの中はカビのユートピアだった・・・

カビエアコン くらしの研究室


夏真っ盛り、大活躍の「エアコン」。

高度成長期(1960年代半ば)にはカラーテレビ、クーラー 、自動車は三種の神器(3C)と言われていましたが、もうエアコンのない夏なんて考えられないくらいの必需品になっています。
しかしエアコンは高いところに設置してあり、お手入れが難しいものです。
また汚れが目に付きにくいため、気がつけばカビが生えていたなんてことも・・・。

カビがはえてしまったきのさん家のエアコン・・・(ToT)
エアコンのカビ予防対策は万全ですか?!きのさんのブログを読む

 

今回はエアコンのカビやお手入れについてお話しします。

カビ臭がしたら、エアコン内はカビのユートピア

カビは元々無臭です。カビ臭はカビが繁殖する過程で分泌されてたものがニオイの原因になります。エアコン起動時にカビ臭がしたら、カビが繁殖しているサインです。

エアコンはカビが繁殖する条件が揃っています。
1.エアコン内部は狭く、風通しが悪い。
2.使用中は部屋を締め切って換気をしない。
3.冷房・除湿運転すると冷却ファンが結露、湿度が高い。
4.カビの栄養も豊富

カビは空気と一緒にフィルターを通り抜けて、エアコンに入り込みます。
エアコンのフィルター、ドレンパン、熱交換器、ファン、内壁は汚れがたまりやすくなっています。中には抗菌仕様のものがありますが、効果が永遠に持続するものではありません。

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カビ対策としてよく聞くのがフィルター掃除ですが、暑い中の掃除をわずらわしく感じる方も多いのではないしょうか。かくいう私もその一人です。なぜ、フィルターの掃除をしないといけないのでしょうか。

 

フィルター掃除、やるべきかやらないべきか、それが問題だ

フィルター部分は乾燥しているためカビが生えにくいのですが、フィルターやダストボックスにホコリが溜まるとカビの餌になります。また室内でタバコを吸うとさらにホコリが付きやすくなります。タバコのヤニ、植物樹脂「タール」がベタベタしているのが理由です。
シーズン中のフィルター掃除を推奨するのはそのためです。
空気を吸い込む時にホコリが溜めると空気の流れを遮り、電気代も上がります。
エアコンのカビを放置すると、カビ臭だけでなくカビによるアレルギー疾患などを患う可能性があります。

カビが生えてしまったら・・・

カビが生えた時、久しぶりにエアコンを動かす時などにエアコンのお手入れをします。メーカーや機種によりお手入れ箇所や方法も異なりますので、使用しているエアコンの取扱説明書を必ず確認してください。ここではお手入れの要点をまとめました。

お手入れ前に

運転中はエアコン内でファンが高速回転しています。必ず運転を停止して、電源プラグを抜くかブレーカーを切ってください。

注意点・使ってはいけないもの

40℃以上のお湯。プラスチック部品が変形することがあります。
漂白剤・みがき粉。部品を傷めてしまうため使わない。
部品を直射日光に当てない。劣化の原因になります。

自分で掃除できるところ

本体・前面パネル・ルーバー(風向板)

柔らかい布で乾拭き、または水かぬるま湯で濡らした布をよく絞ってから拭きます。

フィルター

フィルターを取り外します。掃除機の設定を“弱”にし、ホコリを吸い取った後、水で洗い流します。汚れがひどい場合は、台所用の中性洗剤で洗います。
洗ったあとは日陰で乾かします。
掃除の目安
自動掃除機能がある機種:1シーズンに1〜2回、ダストボックスのホコリも取ります。
自動掃除機能がない機種:2週間に1回

室外機

外に設置してあり見落としがちな室外機。エアコンを本格的に使用する前・台風後がお手入れの目安です。
無理をしない手でとれる範囲で、付着したゴミを取ります。
・室外機周辺(側面、裏側 吸込口、吹出口)に置いた物や生えた草を取り、風通しを良くます。
ほこりやゴミで室外機の吸い込み部分が閉ざされてしまうと、風量の効率が下がり、電気代が上がる原因に。
・排水ホース(ドレンホース)を下向きにして、泥やゴミを取ります。ゴミなどが詰まると排水できず逆流して、エアコンから汚水が出る場合があります。また虫の住処になっていることもあるので、忘れずにチェックします。

 

エアコンの内部洗浄

ドラッグストアなどで洗浄スプレーが販売されていますが、各メーカーは推奨していません。
理由は、エアコン内部に残った洗浄剤が部品の割れ・劣化などで故障原因になる可能性があります。
また火災の原因にもなり、発火する事故が実際に起きています。原因はエアコンの内部にある電気部品に洗浄液が付いてしまったことです。
またカビがひどいと洗浄スプレーでは完全に汚れを落としきれない場合もあります。
専門知識がなく分解すると故障する恐れがあるため、エアコンの内部洗浄をする場合は、メーカー窓口・販売店・専門業者に頼むことをおすすめします。

エアコンのカビ対策

カビは落ちにくいため、お手入れの手間を省くためにもしっかりカビ予防をします。

1 換気をする

空気の流れがないとカビはその場に留まり、成長し菌糸を伸ばします。成長が進むとついた物の中まで菌糸が伸び、取れにくくなります。カビ取りしても内部に菌糸が残るため、またカビが生えてきます。そのためカビがつかないよう風通しを良くします。
換気は5分程度を目安に、部屋だけより家全体を換気したほうが良いです。
換気するタイミングはエアコン起動前や夏場は気温の低い朝方。運転中に換気する場合、換気中は温度を少し高めに設定。
換気の度に電源を切らない。電気代が上がり、エアコンの効率が下がります。

2 冷房・除湿運転後の内部乾燥

内部乾燥とはエアコン内の乾燥機能で90分ほど時間がかかります。今は運転停止後に自動で乾燥する機能がほとんどです。消し忘れたと思い、停止ボタンを押すと内部乾燥が終わりますので、ご注意ください。
※すでに発生しているカビを取り除く機能ではありません。
※内部乾燥がない場合は、送風運転を3時間ほど行います。

3 シーズン中のフィルター・ダストボックスの掃除

4 カビ予防剤を使う

今は置き型・スプレータイプなどいろんなエアコン用のカビ予防剤が出ています。使いやすさや無香料など、好みに合わせて選びます。
市販のものは防カビ・抗菌成分やバイオ(微生物)でカビを抑えるものが多く、効果は2〜3ヶ月程です。
カビが生えていない新品時やお手入れ後の設置が効果的です。

 

おすすめビッグバイオのエアコン用カビ予防剤

with BIO エアコン用カビ予防剤(6ヶ月)

エアコン天面部の吸気口に設置するだけで、BB菌がカビより先に繁殖して、カビの発生を抑えます。効果は約6ヶ月間と長持ち。
長期間、暑い時期が続き冷房を使う機会が増えています。冷房シーズンが終わった後、暖房の結露によるカビ対策にも効果的です。ぜひお試しください。
※すでにカビが生えている場合は、エアコンのお手入れをした後に設置してください。

設置例1

設置例2

タップで画像拡大

BB菌は自然界に分布する枯草菌の一種で、納豆菌の仲間です。安全性も確立しています。

エアコンや高所の設置が難しい場合は・・・

ちょこっと置いて吊るしてBB菌プレミアム

カビのち晴れ BB菌ゲルタイプ

お部屋のカビをBB菌が抑えることにより、エアコン内部へ入り込むカビを減らします。吊り下げや置き型なので、設置もカンタン。風通しの良いところに設置するのが効果的です。

フィルター掃除はハードルが高いですが、換気・内部乾燥・予防剤を行うだけでも違います。
まだまだ暑い日が続きますが、エアコンをきれいにして乗り切りましょう!

 


徹底調査!洗濯機に潜む菌・・・

抗菌・除菌お洗濯 くらしの研究室

お久しぶりです。くらしの研究室です。・・・更新が滞っておりました。m(_ _)m

もうすぐ6月。梅雨の時期になり、洗濯物を室内で干す方も多いのではないでしょうか?

室内干しは天候に左右されることなく干せるのですが、乾きにくく、ニオイが気になることも。

 

前回、洗濯物のニオイの原因についてお話ししました。

該当記事:洗っても洗濯物が臭うのはなぜ??

その結果、洗濯しても残る「雑菌」がニオイの原因ということがわかりました。

では洗濯の際にどれくらいの菌がいるのでしょうか?

実際に調べてみました。

 

実録!我が家の洗濯機に潜む菌

ビッグバイオ社員Kさん・Oさんに協力してもらい、洗濯機の菌を培養・観察しました。

Kさん宅。洗濯中の水を採取し、培養したところ・・・

4種類の菌がいました。(ちなみに撮影一ヶ月前に洗濯槽クリーナーを使用。)

 

⬇︎⬇︎ お次は顕微鏡の動画・画像 ⬇︎⬇︎

Oさん宅。洗濯槽の穴から綿棒を入れて、ゴシゴシこすって採取

 

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> ピンクぬめりを発見!! <

 ̄Y^Y^ Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

ピンクぬめりの正体は「赤色酵母菌 ロドトルラ」

常在菌の一種で空気中に存在します。周囲がうすいピンク色になっています。

 

菌が繁殖すると、生乾き臭のイヤ~なニオイの発生に繋がります。

どうすれば洗濯機の雑菌の繁殖を抑えることができるのでしょうか。

洗濯機内の雑菌の抑え方

菌の繁殖条件は「栄養・適温・水分」この3つ。ですが洗濯機・洗濯槽内の温度・水分を調整することは難しいので、洗濯用の洗浄剤・抗菌剤がおすすめです。

1、洗濯機の洗浄

洗濯機から黒いピロピロ〜とした汚れが出てくることがありますが、汚れの正体は洗濯槽内で繁殖した「黒カビ・雑菌」です。この汚れが出てきたら、洗濯槽クリーナーで落とします。

この汚れが目立ってから洗浄すると、汚れがたくさん出てきて洗濯機を何回も洗浄することになります。気付いたら早めに対処、または1〜2ヵ月に1回を目安に洗浄しましょう。

また洗濯機のフチに溜まったホコリやゴミ、ゴミ受けフィルターも一緒に掃除しましょう。

100円ショップにも洗濯機用の小さなブラシがたくさんあります。

2、抗菌・除菌効果のある洗濯用商品を使う

抗菌・除菌効果がある洗濯用洗剤や普段のお洗濯で一緒に洗って抗菌・除菌するものがあります。

これは毎日使うことで、洗濯後の菌の繁殖を抑える効果があります。

 

ビッグバイオにも洗濯用の商品があります。

▶︎BB菌がカビ菌などを抑制with BIO 防臭・防カビ洗濯用

▶︎洗濯槽と洗濯物をW除菌「ヨウ素DEスッキリ 洗濯用除菌剤」

「ヨウ素DEスッキリ 洗濯用除菌剤」はヨウ素が洗濯水を除菌することで、洗濯槽内の雑菌・カビの発生を抑制します。

リニューアルして、原料のヨウ素の除菌力がパワーアップ。生乾き臭の原因菌にも効果的になり、よりニオイが発生しにくくなりました。

また使いやすさも追求。
洗濯後に取り出した後、フックや洗濯バサミで挟みやすいタグが付きました。
このタグに使用開始日が書き込めるので、取り替え日もわかりやすくなりました。

いつものお洗濯に一緒に入れて洗濯するだけで、洗濯物と洗濯槽を同時除菌できるのもうれしいですね。


この製品についてお客様から質問がありましたので、こちらもご紹介

Q:洗濯機の乾燥時に使えないとありますが、軽く乾燥(半乾き状態)する場合は使用できますか?

A:半乾き状態の乾燥でも使用できません。

洗濯物が半乾き状態でも、乾燥時に熱がでます。熱を加えると樹脂が溶ける恐れがあります。乾燥機能が付いている場合は、乾燥前に取り出してください。

 

Q:洗濯後、すぐに取り出すよう書かれていますが、どのくらいの時間までは大丈夫ですか?

A:洗濯後15分以内に取り出してください。

濡れたまま長時間放置するとヨウ素が滲み出て衣類に付着する場合があります。大事な衣類がある場合は、特に早く取り出すようにしてください。


洗っても洗濯物が臭うのはなぜ??

豆知識ニオイお洗濯 くらしの研究室

2月にリニューアルしたばかりの「ヨウ素DEスッキリ 洗濯用除菌剤」。

こちらの商品は洗濯時に除菌して、臭いを防ぐ商品です。

洗濯物が臭う原因は「雑菌」。キレイに洗ったつもりでも、洗濯物には雑菌が残っています。

洗剤で洗っているのになぜ雑菌が残っているのでしょうか。

 

洗濯物に「雑菌」が残っているわけ

1、汚れが残っている

洗濯物が多すぎて、水や洗剤の量が足りずに十分に洗濯できていない。汚れがひどく、一度の洗濯では洗いきれていない。

汚れが残ったまま干すと、乾くまでの間に雑菌が繁殖する原因になります。

2、洗剤・柔軟剤の使用量が多すぎる

洗剤をたくさん使うと汚れがよく落ちるイメージですが、一定量を超えると洗浄力は変わりません。

逆にすすぎきれず、衣類や洗濯槽に洗剤が残ってしまいます。残った洗剤が衣類を傷めたり、洗濯槽にカビや雑菌が繁殖する原因になります。

柔軟剤も同じで、いい香りがする、臭いを消すために入れすぎるのはよくありません。

3、汚れた服や濡れたタオル、洗った洗濯物を放置、洗濯物が乾ききれていない

汚れを放置したり、湿った状態が続いて雑菌が繁殖する原因になります。

4、洗濯槽が汚れている

洗濯槽は洗剤の溶け残り、洗濯物についた汚れ、水垢などが溜まります。この汚れをエサにカビも繁殖、汚れてしまいます。洗濯槽が汚れていると、必然的に洗濯水や洗濯物が汚れます。

 

以上が主な原因になります。濡れていたり、湿っていたりすると雑菌が繁殖することは一般的に知られていることだと思いますが、なぜ水分があると雑菌が繁殖するのでしょうか?そして雑菌のニオイがする訳とは?

細菌(雑菌)が繁殖する要因

細菌は「栄養」「適温」「水分」この3つの条件が揃うと増殖します。

「栄養」発育・増殖するのに必要。特にタンパク質は最良の栄養源。

「適温」一般的には20℃〜50℃を目安に、細菌が活動しやすい温度になります。10℃以下60℃以上で、ほとんど増殖しません。※低温の0℃以下、100℃以上の熱でも死滅しない菌もいます。

「水分」は細菌が生きるために必要不可欠なもの。細菌は水分を取り入れて活動します。乾燥にも強い微生物がいますが、増殖はできません。

どれか1つでも欠ければ増殖しません。これは細菌にかかわらず、私たち人間にも言えることですね。

細菌(雑菌)はクサイ?

細菌は目には見えませんが、あちこちにいます。匂いはほとんどありません。菌が臭う原因は増殖・活動をし、栄養となる成分を分解しているからです。

例えば汗。お風呂上がりは匂いませんが時間が経つと汗臭くなります。それは細菌が汗を分解して臭うのです。

まとめ

洗濯物が臭う原因は「雑菌」。その雑菌が繁殖する要因は「栄養」「最適な温度」「水分」。洗濯物を干す時にこの3つの条件が揃うと、雑菌が繁殖し臭いの原因になります。

次回は「ヨウ素DEスッキリ 洗濯用除菌剤」の詳しい商品説明の予定です。お楽しみに♪

 


ヌメリとは?

豆知識ヌメリ くらしの研究室

豆知識コーナー「くらしの研究室」、記念すべき第一回目は“ヌメリ”についてお話しします。
皆さんヌメリって何だか知っていますか?
台所の流し台やお風呂の排水口、水回りに現れる、ヌルっとしたモノです。

ヌメリは水分と栄養があれば、現れてきます。
ざっくり言えば微生物の塊で、複数の微生物が集まって増殖、膜を形成したものです。
その膜こそが“ヌメリ”の正体なのです。
ヌメリの正式名称は「バイオフィルム」と言い、バイオ=生き物、フィルム=薄い膜です。
国内には、「日本バイオフィルム学会」なるものがあって多くの研究者がヌメリの研究を行っています。

では実際にヌメリを採取して、栄養豊富なシャーレに展開してみると・・・。

 

 

このようにいろんなものが生えてきます。
細菌っぽいのから酵母様のものなど、少なくとも4種類ぐらいの形が違ったコロニー(細菌やカビが繁殖して、目に見えるようかたまりになったもの)が確認できます。
ちなみにこれは研究員のお風呂の排水口から採取したものです。どこのヌメリからも何らかの微生物が確認されるはずです。

皆さんヌメリについて、おわかりいただけましたか?
ビッグバイオではヌメリ対策のスプレーや錠剤を販売しており、実際のヌメリを用いてヌメリ防止に効果があることを確認して製品化しています。
さらに研究室では、ヌメリから微生物を分離してその正体を見極め、しっかりとした製品づくりにつなげられるように、さらにヌメリを深掘りしていこうと思っています。