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バチルス菌のすごい効果とは?バチルス菌を用いた生活グッズで暮らしをもっと豊かに

豆知識商品の説明 くらしの研究室

「バチルス菌」という名前は、どこか聞き慣れないかもしれません。

しかし、実はこの菌は私たちの身近なところに存在し、私たちの生活を支える重要な役割を担っています。

今回はそんなバチルス菌と、バチルス菌を用いたおすすめグッズを紹介します。

バチルス菌(枯草菌)とは

バチルス菌とは枯草菌とも呼ばれる細菌の一種で、空気中や土壌の中など、昔から自然界のどこにでも存在しています。

バチルス菌はタンパク質や炭水化物を分解する酵素を大量に生み出すことができるため、私たちの生活用品でも活用されることがあり、とても身近な菌だといえるでしょう。

例えば、バチルス菌が発酵した成分で顔の角質汚れを落とす洗顔料や、洗剤などに利用されています。

納豆に含まれる納豆菌も、バチルス菌(枯草菌)の一種です。

バチルス菌の持つパワー

バチルス菌は酸素さえあれば、10〜65℃の温度、弱酸性〜弱アルカリ性の環境でも活動することが可能です。

では、環境がこの条件から外れた場合は死滅してしまうのかというと、そうではありません。

活動環境条件から外れると、バチルス菌は「芽胞」と呼ばれる胞子を形成し、休眠状態に入るのです。

この状態になると、どんな過酷な環境(100℃の高温、氷点下、強酸性・強アルカリ性)でも生存できる特殊な力を持っています

また、バチルス菌の増殖力は極めて強く、ほかの菌の生活の場を奪います。

そのため、麹菌や酵母などの菌を用いる場所(酒蔵など)には納豆菌の持ち込みが禁止されており、直近で納豆を食べた方の立ち入りを禁止している場合もあるのです。

ビッグバイオ商品に含まれるBB菌とは

畑を耕す女性

ビッグバイオで販売している商品の多くには、バチルス菌を主とした有用微生物群、通称「BB菌」を含んでいます。

BB菌は当社が研究・開発した微生物群で「ビッグバイオ (Big Bio)のバチルス菌 (Bacillus属細菌)」、略してBB菌名付けました

私たちの暮らしに有用な効果を持ち、何種類もの微生物が集まった微生物群のことで、1種類ではなく、数種類の菌を集めることでより多様な効果を発揮します。

BB菌の主な効果は下記のとおりです。

  • 水質浄化
  • カビ抑制
  • 土壌改良
  • ヌメリ処理
  • 尿石分解
  • 悪臭処理

暮らしの中でカビや水回りのヌメリ、嫌なニオイなどに悩まされたことはありませんか?

家庭菜園をされる方であれば、土壌の栄養について悩んでいる方も少なくはないでしょう。

ビッグバイオでは、こうしたお悩みを解決しお客様の健やかな暮らしをサポートするためのアイテムを開発・製造・販売しています。

ビッグバイオで販売しているバイオの恵

BB菌の働きで土壌団粒構造促進、根張りを促進! バイオの惠 粉粒タイプ 1L

BB菌(バチルス菌)の含まれたビッグバイオの商品を紹介!

シャーレを持ち上げて確認しているところ

今回はBB菌を含むビッグバイオの商品を、一部ですが紹介します。

各商品画像をクリックすると商品の詳細ページへ飛ぶことが可能です。

ぜひご覧ください!

ヌメリのち晴れBB菌排水管用 50錠入り

ビッグバイオで販売しているヌメリのち晴れBB菌排水管用

定期的に掃除をしているのに、排水管のヌメリや嫌なニオイってどうしても気になりますよね。

排水管のヌメリや悪臭にお悩みの方におすすめの商品が「ヌメリのち晴れBB菌排水管用」です。

BB菌が排水管パイプのヌメリ、悪臭の元を分解します。

使い方はとっても簡単。

洗い物が終わったあとに、1週間につき5 錠入れるだけで完了です!

コツは、投入した錠剤にコップ一杯程度の水をかけること
錠剤が早く溶け出し、BB菌が広がりやすくなります。

防カビならこの商品!

BB菌はカビの繁殖防止でも優秀な働きをみせてくれます。

カビの生えやすいところに直接張り付いたり、抗菌物質を出したりして、商品によってさまざまな形でカビを予防します

浴室に置くタイプや、リビング、クローゼットに吊るせるタイプなど、カビが気になるところに合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。

浴室に設置するならこのタイプ!with BIO 浴室用 カビ予防剤

ビッグバイオで販売しているwith BIO 浴室用 カビ予防剤

リビングに吊るすならこのタイプ!ちょこっと置いて吊るしてBB菌プレミアム

ビッグバイオで販売しているちょこっと置いて吊るしてBB菌プレミアム

ピンポイントでカビを防止したいならスプレータイプ!カビのち晴れ BB菌スプレータイプ

ビッグバイオで販売しているカビのち晴れ BB菌スプレータイプ

エアコンのカビ臭・カビ予防なら!with BIO エアコン用カビ予防剤(6ヶ月)

ビッグバイオで販売しているwith BIO エアコン用カビ予防剤(6ヶ月)

エコ・バイオリング

ビッグバイオが販売しているエコ・バイオリング

水槽の水質改善にはこれ! エコ・バイオリング

エコ・バイオリングは水槽のお手入れ頻度を少なくする画期的なアイテム!

水質汚染の原因となる魚のふんや、餌の食べ残しなどをBB菌が分解します。

水換えの回数が減ることで節水にもなりますし、水槽から流した排水も水質浄化のお手伝いをするため環境にも優しい商品です。

毎日の生活をちょっと豊かにする、小さな味方

虫眼鏡

「バチルス菌」や「BB菌」という名前は少し聞き慣れないかもしれませんが、私たちの生活を陰ながら支えてくれる頼もしい味方!

ビッグバイオでは今回のコラムでご紹介した商品だけでなく、BB菌のパワーを引き出した商品をほかにも販売しています。

ぜひ下記のバナーより商品ページをご覧ください。


カビ掃除に熱湯は意味ある?死滅に必要な温度などを解説

豆知識カビ くらしの研究室

カビ掃除について調べてみると「熱湯をかける」ことを推奨しているサイトが多く存在します。

果たして、本当に効果があるのでしょうか?

「熱湯じゃないと駄目なの?」

「必要な温度って、具体的に何度?」など、疑問が湧いてきますよね。

そこで今回は、カビ掃除に効果的な熱湯の温度などを詳しく解説します。

カビ対策グッズ

「カビが死滅する温度」について

透明の鍋に入ったお湯

カビは多くの場合、50℃の熱湯でほとんどが死滅します

カビは糸のような菌糸と胞子のセットで成り立ちますが、菌糸の方は比較的熱に弱いのです。

一方の胞子は耐熱性に優れているため、胞子まで死滅させるとなると、より高温の熱湯を長時間かけ続ける必要があります。

80℃のお湯を30分ほどかけ続けると胞子が死滅するとされていますが、カビの種類によって異なることを含めて考えても、現実的ではありません

参考元:“カビ対策マニュアル 基礎編 – 文部科学省”. カビ対策マニュアル.https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm,(参照2024-06-12)

カビの耐熱性と熱の与え方の関係

お湯と炭

カビの耐熱性は「どう熱を与えるか」で異なります。

熱湯をかけて加熱するような方法を「湿熱」、水を利用しない加熱方法を「乾熱」と呼びます。

炎で直接炙る行為は、乾熱の分かりやすい例といえるでしょう。

問題のカビですが、乾熱に対する耐熱性が驚くほど高いのです!

例えば、胞子を乾熱によって死滅させようとした場合、120℃以上の熱で60〜120分以上加熱しなければなりません。

加熱すれば良いわけではなく、乾熱と湿熱の違いがカビ掃除にはとても大切なのです。

熱湯はカビの予防になる?

鍋に入ったお湯

50℃以上の熱湯であれば、場合によりますが予防になるといえます。

カビの繁殖には胞子へ栄養を渡す菌糸が必要なので、その菌糸を熱湯で死滅させることでカビの発生を防ぐことにつながるのです。

実際熱湯をかけてカビを予防する場合は、水温が低下することも考え60℃くらいのお湯を準備すると良いでしょう。

ただ、繰り返しになりますが、これはカビの種類や状態によります。

例えば黒カビは素材の奥まで根っこを伸ばしているため、表面付近しか加熱されない熱湯だけではカビ対策として不十分かもしれません。

関連記事:衣類についたカビの対処方法と予防方法とは?洗濯して大丈夫なのかなど解説

熱湯だけでは不十分!カビ取りや予防には◯◯がおすすめ

掃除道具のイメージ図

カビ掃除や防カビに熱湯は効果的ですが、これだけだと十分とはいえません。

より効果的なカビ取りや防カビには、さまざまなアイテムを使用するのがおすすめ。

基本的にカビ掃除で用いるアイテムは、下記の5つです。

特徴 おすすめの場所など
中性洗剤 ・除菌力は弱め

・多くの素材に使用可

・基本的に場所を選ばない
塩素系漂白剤 (カビ取り剤) ・除菌力が強い

・カビを根から分解できる

・素材によっては使用不可

・お風呂場などの水回り
エタノール(除菌用アルコール) ・除菌力が強い

・素材を傷める可能性がある

・拭き掃除したい場所

・キッチン用品

重曹 ・除菌力は弱め

・素材によっては使用不可

・刺激が強い薬剤を使いたくない場合に
酸素系漂白剤 ・重曹よりは強めの除菌力

・カビ含む表面の汚れを浮かし取る

・洗濯槽や衣類

・プラスチック製品など

カビが発生しやすい環境を整えないことが前提ですが、カビ対策として防カビグッズを使用するのがおすすめです。

ビッグバイオでは、キッチンや靴箱、リビング、浴室などカビが気になるお部屋ごとに適した防カビグッズを開発・販売しています。

自然素材100%で、ペットや赤ちゃんのいるご家庭でも安心してご利用いただけます

ぜひ下記のバナーよりご覧ください。

カビ対策グッズ

 


微生物のお話 その1 〜微生物とは?〜

豆知識 くらしの研究室

微生物とは?

微生物は人の肉眼では確認できない、小さな生き物のことです。
よく耳にする名前で言うと乳酸菌・ビフィズス菌・コロナウイルス。細菌・カビ・ウイルスなど、すべてひっくるめた総称です。
※ウイルスは自己増殖能がなく、他の生物に寄生して増殖するため、生物ではないという見方もあります。ここではウイルスも目に見えない生物の一種、微生物としています。

大きさは0.1mm以下で、形も丸かったり、細長かったりいろんな形をしています。
微生物はこれまでおよそ15,000種、発見されています。これは微生物全体数の1%にも満たないとされ、未確認の微生物はこの100倍以上の種類がいると推測されています。

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この微生物たち、一体どこにいると思いますか?
生肉や生魚?それともトイレや生ゴミを想像しますか?
微生物は私たちの身の回りや空気中・水中・土中などあらゆる所にいます。今この記事を読んでいるスマホやパソコン・マウスにもなんらかの微生物がいます。
また氷点下、100度以上の超高温、強アルカリ性、強酸性環境など人や動植物が生きていけないようなところにも微生物は存在するのです。

TVCMでテーブルや台所に菌がウジャウジャいる映像を見かけます。これを「怖い!汚い!」と感じる人がいると思いますが、菌がいることは当たり前のことで、「菌がいる」=「病気になる」訳ではなく、病気の原因になる菌がいるとその病気になる可能性があるということです。ただし食中毒やインフルエンザが流行する時期は未然に病気を防ぐために除菌は有効な手段の1つです。

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常在菌や腸内細菌という言葉をご存知の方も多いでしょう。微生物は私たち人間の皮膚や体内にも存在します。ではいつから私たち人間は微生物と一緒にいるのでしょうか?

気がつかないけど、産まれた時から一緒にいる微生物

赤ちゃんは母親のお腹の中にいる時は無菌状態です。出産時に産道をとおり母親の腸内細菌を受け継ぎます。帝王切開の場合は取り上げる医師や看護師、院内にいる菌が影響します。
生まれてすぐは出産方法により腸内環境に差がありますが、次第に腸内細菌は変化していきます。正確な原因はまだわかっていませんが、授乳や抱っこ、食べるものや室内外の環境など様々な要因が関係すると言われています。

人間の体にいる微生物「常在菌」

人体にはたくさんの常在菌が存在しています。口腔内はミュータンス菌など300〜700種が約100億個、皮膚にはブドウ球菌、アクネ菌など1,000種が約1兆個、腸内にはビフィズス菌、大腸菌など150種が約100兆個存在しています。
身体全部の常在菌は約1,000種、約100兆個、重さにすると約2kgほどになります。
常在菌は病原菌の繁殖を防いだり、ビタミンを作ったり、消化しきれなかったものを消化したりします。体力が低下すると常在菌のバランスが崩れ、下痢や感染症にかかりやすくなります。

腸内細菌は国によって差があり、「生海苔が食べられるのは日本人だけ」なんです。これは昔から生海苔を食べている日本人には生海苔を分解できる微生物を宿しているからといわれています。(焼き海苔は日本人以外も消化できる)
これは人間以外の生き物にも言えることです。草食動物には植物細胞の一部セルロースを分解できる微生物を宿しているから草を食べていけるのです。
では海や土壌など自然界にいる微生物はどのような働きをしているのでしょうか?

微生物の役割「分解」

微生物は生き物ですから、人間と同じように栄養をとり、増殖します。
この栄養をとる行為が分解であり、この分解の能力は私たちの生活に大きく影響します。
土壌でいうと落ち葉や動物の糞、死がいなどを微生物が分解。微生物がいないとこれら有機物が分解されず、そこらじゅうに溢れてしまいます。また多種の微生物により分解を繰り返し、植物の栄養となる無機物になります。微生物の力により、有機物の分解と植物への栄養の供給という重要な連鎖を担っているのです。

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2019年12月に新型コロナウイルスが流行して以降、私たちは感染予防のため、除菌してきました。病気の原因になる微生物や人間にとって都合の悪い微生物もいます。しかし世界初の抗生物質「ペニシリン」、味噌・醤油など発酵食品など微生物の恩恵を受けており、その可能性は計り知れません。おいしいものを食べて消化してくれるのも微生物のおかげなのです。

微生物はまだまだ未知の世界。生物の行動をコントロールできる微生物もいるので、そのうちストレスが緩和する微生物が出てくるかもしれませんね。そうなってくると病原菌のイメージで嫌う人は少なくなってきそうです。

今日もあなたの体に、周りにもたくさんの微生物がいます。人間の都合に振り回されることなく、自由に漂っています。今日はどんな微生物がいるのかなと考えてみるのもいいかもしれません。


洗っても洗濯物が臭うのはなぜ??

豆知識ニオイお洗濯 くらしの研究室

2月にリニューアルしたばかりの「ヨウ素DEスッキリ 洗濯用除菌剤」。

こちらの商品は洗濯時に除菌して、臭いを防ぐ商品です。

洗濯物が臭う原因は「雑菌」。キレイに洗ったつもりでも、洗濯物には雑菌が残っています。

洗剤で洗っているのになぜ雑菌が残っているのでしょうか。

 

洗濯物に「雑菌」が残っているわけ

1、汚れが残っている

洗濯物が多すぎて、水や洗剤の量が足りずに十分に洗濯できていない。汚れがひどく、一度の洗濯では洗いきれていない。

汚れが残ったまま干すと、乾くまでの間に雑菌が繁殖する原因になります。

2、洗剤・柔軟剤の使用量が多すぎる

洗剤をたくさん使うと汚れがよく落ちるイメージですが、一定量を超えると洗浄力は変わりません。

逆にすすぎきれず、衣類や洗濯槽に洗剤が残ってしまいます。残った洗剤が衣類を傷めたり、洗濯槽にカビや雑菌が繁殖する原因になります。

柔軟剤も同じで、いい香りがする、臭いを消すために入れすぎるのはよくありません。

3、汚れた服や濡れたタオル、洗った洗濯物を放置、洗濯物が乾ききれていない

汚れを放置したり、湿った状態が続いて雑菌が繁殖する原因になります。

4、洗濯槽が汚れている

洗濯槽は洗剤の溶け残り、洗濯物についた汚れ、水垢などが溜まります。この汚れをエサにカビも繁殖、汚れてしまいます。洗濯槽が汚れていると、必然的に洗濯水や洗濯物が汚れます。

 

以上が主な原因になります。濡れていたり、湿っていたりすると雑菌が繁殖することは一般的に知られていることだと思いますが、なぜ水分があると雑菌が繁殖するのでしょうか?そして雑菌のニオイがする訳とは?

細菌(雑菌)が繁殖する要因

細菌は「栄養」「適温」「水分」この3つの条件が揃うと増殖します。

「栄養」発育・増殖するのに必要。特にタンパク質は最良の栄養源。

「適温」一般的には20℃〜50℃を目安に、細菌が活動しやすい温度になります。10℃以下60℃以上で、ほとんど増殖しません。※低温の0℃以下、100℃以上の熱でも死滅しない菌もいます。

「水分」は細菌が生きるために必要不可欠なもの。細菌は水分を取り入れて活動します。乾燥にも強い微生物がいますが、増殖はできません。

どれか1つでも欠ければ増殖しません。これは細菌にかかわらず、私たち人間にも言えることですね。

細菌(雑菌)はクサイ?

細菌は目には見えませんが、あちこちにいます。匂いはほとんどありません。菌が臭う原因は増殖・活動をし、栄養となる成分を分解しているからです。

例えば汗。お風呂上がりは匂いませんが時間が経つと汗臭くなります。それは細菌が汗を分解して臭うのです。

まとめ

洗濯物が臭う原因は「雑菌」。その雑菌が繁殖する要因は「栄養」「最適な温度」「水分」。洗濯物を干す時にこの3つの条件が揃うと、雑菌が繁殖し臭いの原因になります。

次回は「ヨウ素DEスッキリ 洗濯用除菌剤」の詳しい商品説明の予定です。お楽しみに♪

 


ヌメリとは?

豆知識ヌメリ くらしの研究室

豆知識コーナー「くらしの研究室」、記念すべき第一回目は“ヌメリ”についてお話しします。
皆さんヌメリって何だか知っていますか?
台所の流し台やお風呂の排水口、水回りに現れる、ヌルっとしたモノです。

ヌメリは水分と栄養があれば、現れてきます。
ざっくり言えば微生物の塊で、複数の微生物が集まって増殖、膜を形成したものです。
その膜こそが“ヌメリ”の正体なのです。
ヌメリの正式名称は「バイオフィルム」と言い、バイオ=生き物、フィルム=薄い膜です。
国内には、「日本バイオフィルム学会」なるものがあって多くの研究者がヌメリの研究を行っています。

では実際にヌメリを採取して、栄養豊富なシャーレに展開してみると・・・。

 

 

このようにいろんなものが生えてきます。
細菌っぽいのから酵母様のものなど、少なくとも4種類ぐらいの形が違ったコロニー(細菌やカビが繁殖して、目に見えるようかたまりになったもの)が確認できます。
ちなみにこれは研究員のお風呂の排水口から採取したものです。どこのヌメリからも何らかの微生物が確認されるはずです。

皆さんヌメリについて、おわかりいただけましたか?
ビッグバイオではヌメリ対策のスプレーや錠剤を販売しており、実際のヌメリを用いてヌメリ防止に効果があることを確認して製品化しています。
さらに研究室では、ヌメリから微生物を分離してその正体を見極め、しっかりとした製品づくりにつなげられるように、さらにヌメリを深掘りしていこうと思っています。