以前はよく監査に行っていました
こんにちは
急に寒くなりましたね。
毎年のことですが、熊本は秋がすごく短いです。今年は特にそうでした。
さて、今回は監査についてお話ししようかと思います。前の会社に居たときは、原料の納入業者や外注先の試験検査機関などによく監査に行っていました。小さいところから大手まで多くの会社を監査したのですが、どんな会社でも必ずどこかに不具合があり、指摘事項がない会社は1社もありませんでした。監査員は第三者的な目線で書類やら導線やらを客観的に見るので、通常そこで働いている人は慣れちゃって気付かない部分に気付くことができます。やはり日常的に同じ目線で働いているとそれが当たり前になって違和感を感じなくなるのでしょうね。
そんなことからも、日常業務を客観的な目線で見直すことは大事だし、別の部署の方に第三者目線でチェックしてもらうことなども必要でしょうね。内部での相互監査なんて言葉もありますし。
もう一つ監査にまつわるお話です。
私が、英国の試験機関で施設を借りてある試験を実施した時の話です。現地のスタッフと一緒に仕事をするのですが、そんな中、明日は英国の政府機関による監査があるとのことでした。でもスタッフは特にバタバタした様子は無かったので、明日の監査の準備はしなくていいのか聞いてみました。すると、いつもやっていることを見せるだけなので特に準備はいらないとのことでした。すごい!と思いました。日頃からきちんとやっているからこその自信なのですね。当時私がいた会社は、監査の前には社員総出でバタバタと書類の不備がないかチェックしたり、それはもう大変な騒ぎでした。英国のスタッフの落ち着いた様子を見て、本来こうあるべきで、日頃からきちんと業務を行っていれば何も恐れることはないのだと教えられました。
でも帰国後は監査を受けるたびに相変わらずバタバタしていて、その時の教訓がぜんぜん活かされませんでした。いやいやお恥ずかしい限りで。