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家庭菜園は楽しい

社員ブログ coba

研究部門のcobaです。

熊本もようやく朝晩少し涼しくなりました。

さて今日は家庭菜園の話です。

自宅の庭でいろいろ育てています。

そんなに広くないですが、耕してマルチ張ったりしながら楽しんでいます。

毎年植えているのが小玉スイカ

市販の苗が優秀なのかちゃんと甘いスイカができます。

ブルーベリーも毎年たわわに実ります。

毎年春にはアスパラも生えてきます。

桜が咲いた後ぐらいに。すんごい太いアスパラが生えます。

今年はゴーヤを植えてみました。暑さをものともせずに夏の間中収穫できました。毎週ゴーヤチャンプルーでしたw

実がたくさんなりすぎて、収穫を忘れることもしばしばで、ゴーヤは収穫を忘れると黄色くなって爆発しますのでご注意くださいw

庭の土はもともと宅地用の砂みたいな白っぽい土で、ぜんぜん肥沃ではなかったのです。しかしここ最近は土の状態がすごくいいです。

理由はたぶん、いろんな実験で使用したBB菌をちょくちょく畑に投入してるからじゃないかと。通常は試験に使用したBB菌粉体はそのまま廃棄するのですが、もったいないので家の畑にまいていました。そのせいで土壌改良効果が発揮されてここ最近のいい収穫につながっているんじゃないかと思います。

農家さんがバイオの惠を何年もリピートしてくれる理由もわかる気がします。


夏から秋です。

社員ブログ Hirano社員

こんにちは、Hirano.社員です。

 

いつの間にか9月が終わろうとしています。

日の暮れが早くなり、まだ残暑がありますが少し秋らしくなってきました。

熊本は暑い、寒い期間が長く、春や秋といった適温の季節が短いです。

これからの短い秋、しっかり堪能していきます!

 

さてビッグバイオの創業祭もあとわずかです。

この期間中のお客様には、購入時のポイント15倍、そしてささやかですがタオルのプレゼントをご用意しております。

あと数日で終了しますが、ぜひご利用下さいませ!

 

続きまして、少し早いですが、寒い季節に使う加湿器用の商品をご紹介致します。

その名は「加湿器さぷり」です。

加湿器や空気清浄機の水タンクに使う製品です。

水タンク内のカルキ(残留塩素)抜きつつ、除菌ができ雑菌によるヌメリや悪臭を軽減できます。

水タンクは掃除してもいつの間にか、またカビやヌメリが発生してしまいます。

煩わしいお手間の軽減に繋がります。

ぜひ一度、使われてみて下さい!

抗菌性のアミノ酸やビタミンC等、食品素材からできていますので、安心してお使い頂けます。

このようなタブレット状態になっております。水タンクの水量に寄りますが、給水時に1~3錠お入れ下さい。

ご興味を持たれた方は、弊社の公式サイトを見て頂けると幸いです。

 

公式サイト:加湿器さぷり

https://big-bio.com/ec/products/detail/398


爬虫類とサイテス会議、そして私たちにできること

社員ブログ シュートン

まだまだあつくてうんざりな

シュートンです。

 

今は飼えていませんが、機会があればまた爬虫類を飼いたいと思っています。
ヘビを手にしたときの筋肉の動き、しっかりみると意外とかわいい顔。
トカゲのごつごつしたかっこいい姿や意外とかわいい寝姿
カメの「エサくれダンス」。
言い出すと止まらないほど魅力的です。

ここ10~15年で、爬虫類の認知度や人気は確実に上がっていると感じます。

実際にイベントの数も比較にならないくらい増えています。

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サイテス会議(CITES会議)ってなに?

一方で、ペットとして流通する爬虫類たちは、もともといた場所から人の手で連れてこられることがあります。
その結果「乱獲」や「密輸」で数が減ってしまっている種類も少なくありません。

そこで世界中の国々が集まり、「どうやって種を守るか」を話し合う会議があります。
それが サイテス会議(CITES会議/ワシントン条約の締約国会議) です。

サイテス会議では、野生動物の国際取引のルールを決めます。

  • 「この種類は取引禁止」
  • 「取引には許可証が必要」

といった具合に、ランクごとに規制内容が変わります。

特に爬虫類は世界的にペット人気が高く、数の増えにくい種類も多いため、毎回議題に上がりやすいです。

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日本で飼えなくなることも?

サイテスで規制が決まると、

  • 国外への輸出が禁止されたり
  • 日本に入ってこない、国内で繁殖された個体のみ流通ができるが厳格な管理が必要。

といったことが起こります。
つまり、今までペットショップで見かけていた種類が手に入らなくなる可能性が高まります。

私自身カメが好きなのですが、カメは食用になったり、繁殖が難しい種類が多いため、特に規制対象になりやすいのです。
そのため、毎回会議の内容をチェックするようにしています。

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ペットを迎えるときに大切なこと

もちろん「飼えなくなる」ことは深刻ですが、それ以上に大事なことがあります。

  • ショップでどんなエサを食べていたか確認する
  • 飼育環境を事前に調べ、準備を整えて迎える
  • 最後まで責任を持って飼育する

これができないと、外来種として野外に放たれ、駆除対象となってしまうこともあります。
せっかく家族に迎えるなら、動物にとっても飼う人にとっても安心できる環境を整えてあげたいですよね。

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ビッグバイオでできるペットの取り組み

そんな飼育環境づくりをサポートするのが、私たちビッグバイオの 「FABミスト ペット用」 です。

 

  • 天然由来成分でつくられている
  • 消臭・抗菌をやさしくサポート
  • 爬虫類はもちろん、小動物や犬猫にも安心

人とペットが安心して暮らせるようにと考えて開発しました。

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まとめ

  • 国際的な取り組み=サイテス会議
  • 日常でできる工夫=安心できる飼育環境づくり

この両方がそろってこそ、爬虫類たちと人がもっと楽しく共生できると私は思います。


出雲大社

社員ブログ クワ

皆さん、こんにちは。

総務経理業務担当のクワです。

 

8月の熊本豪雨、9月10日の激しい雨により被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。

 

さて、少し前ですが、出雲大社へ参拝に行ってきました。

普段は寺社仏閣にあまり興味のない私ですが、どうしても行きたくなり参拝した次第です。

中学からの友達が、たぶんそれは「出雲大社がお前を呼んでいる!」と言い、俺も一緒に行くと言い出し、

金曜日、仕事を終わらせPM22時に高速のSAで待合せし、途中で仮眠をとり翌朝AM10時頃に到着しました。

↓こちらは拝殿です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓こちらは神楽殿です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビ等で放送の際は拝殿ではなく、巨大なしめ縄がある神楽殿が映されます。

巨大なしめ縄は近くで見ると圧巻でした!

また、出雲大社は参拝方法が一般的な神社と異なる(二礼四拍手一礼)が特徴です。

他にも一般的に10月は神無月ですが、出雲地方は神在月となるそうです。

 

縁結びの神様なのに、2年続けて入院した私は、健康祈願しました。

後から調べたら出雲大社のご祭神大国主大神のご利益は

病気平癒(びょうきへいゆ)、健康長寿、身体健全、心の安らぎもあるとのことでした。

またいつか参拝に行けたらいいなと思ってます。

まだまだ暑いですが、天気予報では曇雨空が続くみたいです。

そうなると洗濯物を部屋干しにする機会が増えるのではないでしょうか?

洗濯物の生乾き臭が気になります。

そんな時は弊社の

ヨウ素DEスッキリ洗濯用除菌剤!

いつものお洗濯に、一緒に入れて洗うだけで、イヤーなニオイの病原菌を抑えてくれます。

ぜひ、ヨウ素DEスッキリ洗濯用除菌剤 チェックしてください。

 

それでは、次回。


展示会後の楽しみ

社員ブログ O珈琲

皆様お久しぶりです。

O珈琲です。

最近不安定な天気が続き,体調管理が難しいですね。

長期休みが明けて,はや一週間

営業部に待ち受けているものとは

・・・・・(’ω’)

・・・・

・・・

・・

そう!展示会です。

今週8/26~8/28の間,営業部に所属している私は福岡で開催される展示会に参加しておりました。

この時期になると秋から冬にかけての商品を店舗で展開するために,展示会が開催されます。

展示会に来場されたバイヤー様に我々の思いを熱く伝えることで,店舗に導入されるかどうかが決まるので,我々は頑張っております。

 

そんな激闘を繰り広げた後に近くの百貨店にてこのような催しがあっておりました。

 

九州アジアコーヒーフェスティバル

 

(^ω^)

 

 

 

 

テンション上がりますねぇ(^◇^)

 

 

九州でお店を抱えている所とアジア諸国の方が参加しており,独自のコーヒーを販売されておりました。

 

その中でも特に気になったのが

コレ↓

 

台湾の方が販売されていたコーヒーですが,ラム酒のようなものが入っているコーヒーでした。

独特な風味を楽しめて大変よかったです。

疲れた体を癒すいい機会になりました。(^◇^)

 

 

 

 

まだまだ残暑が厳しいですが,暦の上では来週から秋です。

加湿器の出番が増えてくる時期です。

ビッグバイオでは4月より往来の加湿器除菌剤に加えて

新商品を販売しております。

使い方は加湿器タンクに既定の数量を入れるだけ!

 

簡単使用でお手軽除菌できますよ!

 

気になる商品名は「加湿器さぷり」です

 

詳細は下記のページに書いてますので

加湿器さぷり|ビッグバイオ公式通販

気になる人はcheck!

 

ではまた($・・)/~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2025年の夏は…

社員ブログ ちょん

こんにちは、ちょんです。

 

暑いのが苦手なヨシオさんとは正反対に、夏が大好きな私。

毎日ご機嫌です。

とはいえ、さすがに暑すぎて、私も溶けかけています。

 

そんな暑すぎる今年の夏は…

川、海、山に行くこと。

水族館に行くこと。

花火を見ながら、かき氷を食べること。

これらを目標にしました✨

 

川と海はすでに達成。

 

↑川。この日は人もおらず、のんびりとちゃぷちゃぷ。空気もひんやりとしていて、気持ちよかったです。

 

↑海……。すでに3回行きましたが、遊ぶのに必死でまともな写真がないため、砂浜で。笑

 

 

 

山は来週達成できそうなので

残るは水族館と、花火&かき氷です。

 

なんとか達成できるかな?

2025年夏、暑さに気を付けながらたくさん遊びたいと思います🌻

 

 

ちなみに、暑いときに気になるのが汗と、汗のにおい。

 

遊ぶ前からじんわりと汗が…。

そんなときは着ていたお洋服にFABミストをスプレーして、海にレッツゴー。

私はFABミストをポーチに入れて、お出かけしています。

↑ちょんのポーチの中身たちです。

これがリアルな使用感です。笑

 

FABミスト携帯用 50ml(除菌スプレー)|ビッグバイオ公式通販

みなさんも是非チェックしてみてください。


土用の丑の日 in ビッグバイオ

社員ブログ ヨシオ

皆さん、こんにちは。

 

営業部のヨシオです。

 

 

毎日暑いですね🫠

 

私は暑いのが苦手なので、この時期は溶けちゃってます(体感

 

年々、春や秋の過ごしやすい時期が短くなっているので毎日を気合い入れて生きてます(๑•̀ㅂ•́)و笑

 

 

さて、こんな暑い日には体調を崩さないように気をつけたいところ。

滋養強壮をつけて乗り越えたいですね。

 

今回弊社では7/31の土用の丑の日にウナギが振る舞われました╰(*´︶`*)╯

 

お昼ごはんはウナギでしたー

とても美味しかったです😋

 

元気をつけて仕事頑張ります!

 

ご用意いただいた会社には感謝ですm(_ _)m

 

 

さて、連日暑い日が続いており参っている方も多いと思います。

 

気温も早いうちから高い水準で推移しており、6月時点で真夏日が続いていました。

 

また、今年の6月1日施工で企業に対しての熱中症対策が義務化となりました。

 

 

このように暑さが問題となっている今日ですが

少しでも快適に過ごして欲しいということで、

ビッグバイオから涼感スプレーを紹介させていただきます!

 

 

衣類用涼感スプレー スースースッ 50ml & 300ml

https://big-bio.com/ec/products/detail/209

https://big-bio.com/ec/products/detail/211

 

着ている服にスプレーするだけで体感3~5℃下げてくれます。

 

ぜひこの夏のお供にご活用ください\(^o^)/

 

暑い夏は食べ物と涼感スプレーで乗り越えましょう!

 

 

 

それでは、また次回。


微生物アートに挑戦してみた!🦠

社員ブログ にゃべ

こんにちは、ブログ投稿三回目のにゃべです!

私がビッグバイオに入社し、1年と4か月が経過しました。時の流れは早いですね。

さて、今回のブログでは、微生物アートのお話をしようと思います。

 

皆さんは微生物アートをご存知でしょうか?

もしご存じの方がいらっしゃたら、その方は相当コアな微生物ファンなのでしょうね!(微生物ファン…?)

微生物アートとは、寒天培地(微生物のエサ)をキャンバスに見立てて細菌などの微生物で絵を書くアートのことです!

微生物を植えて、数日間育てることで絵ができあがっていきます。

コンテストも行われていて、SNSなどでも密かに人気を集めているんだとか。

引用:リケラボ「バクテリアでお絵描き! 山梨大学 田中靖浩先生に「微生物アート」のコツを教わってきた!」より

 

私は絵を描くことが好きなので、絵と微生物を掛け合わせて何か作品を作れたらなーと考えていた時に、この微生物アートを知りました。

ビッグバイオの研究室では、製品に使われているBB菌のみならず、様々な細菌やカビを取り扱っています。

BB菌の効果の一つである、細菌やカビの増殖を抑える効果を確かめるために試験を行っているからです。

細菌やカビは種類によって形や色、育つスピードが異なり、とっても多様性があります。

汚いですが、参考までに私の実験机に置いている微生物たちの画像を貼っておきます👇

微生物の多様性(on実験机)

微生物の多様性(on実験机)

この多様性を利用し、絵の具で描く絵のようにカラフルで唯一無二の微生物アートを作ろうと思いました。

 

さあ、ここからは私が微生物アートを作り上げる4日間の様子をご覧いただきましょう。

 

【微生物アート1日目】

まずは下書きです!

微生物のエサとなる寒天培地に下書きしていきます。

寒天培地とは、シャーレに微生物の栄養分と寒天を入れて固めたもので、微生物(細菌やカビ)を培養するために使います。

シャーレをひっくり返してカキカキ!🖋

 

Bigbioの文字も添えて、いい感じです♬

 

下書きができたので、いよいよ微生物を塗っていきますよ~

微生物を扱う時は、使用する微生物以外の雑菌が混ざり込まないように、クリーンベンチというクリーンなベンチで作業します!(そのまますぎて説明になってない)

…失礼いたしました💦

クリーンベンチは、ゴミやホコリ、浮遊微生物などの混入(コンタミネーション)を防ぐために一定の清浄度レベルになるように管理された囲いの付いた作業台です!

引用:興研株式会社「クリーンベンチってどんなもの?」より

 

と、言われてもどんなものか想像しにくいと思いますので、ビッグバイオの研究室にあるクリーンベンチの写真を撮ってきました!👇

クリーンベンチ

クリーンベンチ

 

今回使う微生物は、クロカビアオカビロドトルラです!

アオカビ

クロカビ

アオカビ

アオカビ

ロドトルラ

ロドトルラ

クロカビとアオカビはその名の通り黒いカビと青いカビです。皆さんも普段の生活で目にしたことがあると思います。(食べ物腐らせちゃったときとか…)

ロドトルラは聞きなじみのない名前かもしれませんが、「ピンクぬめり」とも呼ばれていて、お風呂や洗面台なんかにピンク色のぬめり汚れとして発生します。

何かよくわからんけど白い洗面台がピンクに汚れてる…なんてことありませんでしょうか?その正体がコイツです。

 

普段の生活では汚れの原因になる厄介者たちですが、今回は絵具としてアートの一部になってもらうぞー!

 

よし、これで仕込みは完了!

あとはこの子たちがすくすく育つのを温かく(30℃の恒温槽に入れて)見守りましょう。

 

【微生物アート2日目】

 

ロドトルラはしっかり育ってピンクが目立ちますね!1日しか経ってないのにすごい!Bigbioの文字も完璧!

アオカビの部分も白っぽい何かが育ってる…?ちゃんと緑になるかなぁ

クロカビはまだまだこれからですね!

 

【微生物アート3日目】

 

2日目は白かったところが緑になったー!白いのはアオカビが育ち始めの合図だったんですね。

ロドトルラは元気に育ちすぎてハートやお花の原型がなくなっちゃった(^^;

クロカビも育ってきてるね!

 

【微生物アート4日目】

  

じゃーーーん!!!!✨🌳🌸✨

完成いたしました!!!

わずか4日でここまで立派に育ってくれました!微生物たち、ありがとう!!

初めての挑戦にしては上出来ではないでしょうか。

 

今回のアートができる過程でわかるように、微生物たちはそれぞれ育つスピードも、色も、形状も全然違います。

彼らも人間のように個性のようなものがあるんですね。

人も微生物も、みんなちがってみんないい!

 

最後まで見てくれた方、ありがとうございました!


今が旬!わたりのカニちゃん

社員ブログ ぺー

先日、母が大量に「渡り蟹」をくれました。

ぺー一家は大の蟹好き!全部で10杯あり、主人と娘が3杯ずつ、私が4杯食べることに。贅沢〜!

甲羅を割り、まずは味噌を堪能。

うまぁ〜。今が旬なだけあります!

無言で食べ続けること2時間経過、全て食べ終わりました。

蟹を食べている時は幸せなのですが、食べ終わると殻の処理という現実が待っています。

渡蟹は甲羅が尖って袋が破れるし、なんと言ってもニオイが強い。

今の時期は、コバエやらGが寄ってくるので、ニオイ対策は必須!

そこで使ったのはコレ!

「ふりふりバイオ」

生ゴミに直接ふりふりするだけでBB菌がニオイを分解!

魚の生臭さのほか、アンモニア臭などにも効果があります。

以前エビの殻にふりかけた時もニオイが消えました!

ぜひお試しください!


微生物の未来 〜 その13 未来を変える小さな生き物たち 〜

社員ブログ tsu

こんにちは、tsuです。

早いもので2025年がもう半分過ぎてしまいました。

例年になく早い梅雨明けと同時に、暑い夏の到来が季節を

感じさせるこの頃です。熱中症対策など、暑さへの対策を

怠らないように気をつけましょう。やっぱり、「備えておく」

ということが大切なのかもしれません。

 

1.はじめに

前回は、微生物研究(前回の記事はこちら)における最新の研究動向について紹介しました。

これからの動向が楽しみでもあります。

今回は、この微生物という小さな生き物たちのことを少しだけ掘り下げてご紹介したいと思います。

これまでご紹介した微生物のすごいパワーをおさらいして、そんな小さな存在たちが

未来を大きく変える力を持っていると改めて知っていただけることでしょう。

実は、体の中にも微生物の存在がかかせません!

腸の中には「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれる微生物の集合体があり、

私たちの消化・免疫・心の健康まで影響を与えています。

実際、人間の体の中には100兆個以上の微生物がいるとも言われています。

 

2.身近な「微生物のすごい力」

(1) 発酵食品を作るヒーロー!

発酵とは、微生物の力で食べ物の成分を変化させること。
この働きで、食材が「保存しやすく」「美味しく」「栄養価の高い」ものへと変身します。

例えば:

  • 納豆 → 納豆菌(バチルス属)によって、大豆が発酵し、ネバネバ食感と特有の香りが生まれます。

  • 味噌や醤油 → 麹菌(アスペルギルス・オリゼー)や酵母によって発酵し、深い旨みを持つ調味料になります。

  • ヨーグルト → 乳酸菌(ブルガリア菌、サーモフィルス菌など)が牛乳を発酵させ、酸味ととろみを生みます。

  • パン → 酵母菌(サッカロミセス・セレビシエ)が糖を分解し、二酸化炭素を発生させることで生地が膨らみます。

酵母 → 実はビールやワインなどのアルコールも微生物の力でつくられています!

 

(2) 掃除や消臭にも大活躍!

最近では、バイオ洗剤やバイオ消臭スプレーと呼ばれる商品に注目が集まっています。
これらは、悪臭の原因となる有機物を、微生物が「分解して消す」という自然のメカニズムを利用しています。

例えば:

  • トイレやペットの臭い → 微生物がアンモニアや硫黄化合物を分解

  • 排水管のぬめり → バイオフィルム(微生物の膜)が働いて汚れを減らす

これにより、化学薬品を使わずに、地球にも人にもやさしいお掃除が可能になります。

また、その環境に適した「菌バランス」をオーダーメイドする時代がくるかもしれません!

 

(3) 微生物が支える持続可能な農業

現在の農業では、化学肥料や農薬が土壌や水を汚染する原因になることもあります。
そこで登場するのが、**微生物を使った「バイオ農業」**です。

こんな働きがあります:

  • PGPR(植物成長促進菌):植物の根に住み、栄養を届けたり病気を防いだりする

  • 窒素固定菌:空気中の窒素を植物が使える形に変える

  • 放線菌・光合成細菌:土壌環境を改善し、作物の味や収穫量を向上させる

→ これにより、環境への負担を減らしながら、安全でおいしい作物がつくれる未来が期待されています。

 

(4) 健康や医療に革命を起こす

腸内細菌は「第2の脳」とも呼ばれ、体だけでなく心の健康にも関係しています。
うつ病、アレルギー、糖尿病、肥満…こうした病気が「腸内フローラの乱れ」と関連していることが明らかになっています。

注目の研究:

  • マイクロバイオーム医療:腸内細菌のバランスを整えることで、個人に最適な治療法を提供

  • 便微生物移植(FMT):健康な人の腸内細菌を移植して病気を治す治療法

  • プロバイオティクス/プレバイオティクス:善玉菌を増やす食品・サプリメントの活用

→ 今後は「あなた専用の菌バランス」に基づいた健康管理が当たり前になるかもしれません!

 

(5) 地球を守る環境の救世主

微生物には、環境中の汚染物質を分解したり、無害化したりする力を持つ種類も多く存在します。

代表的な例:

  • 油を分解する菌:原油流出事故で活躍(例:アルカリゲネス属)

  • 重金属を吸収する菌:土壌汚染や鉱山の浄化

  • プラスチック分解菌:ポリエステルなどを自然に分解(例:イデオネラ・サカイエンシス)

→ 微生物を使った「バイオレメディエーション」は、環境浄化の希望として注目されています。

 

(6) 宇宙でも微生物が必要!

将来、火星や月で人類が生活することを考えると、限られた資源を循環させる技術が必要になります。
そこで、微生物の出番!

微生物の宇宙での役割:

  • 廃棄物の分解と再利用

  • 酸素の生成(藻類)

  • 栄養素を含む作物の栽培サポート

  • 自己修復する素材の開発(バイオコンクリート)

NASAやJAXAでも、微生物の研究が進められており、宇宙開発の裏の立役者となっています。

 

3.まとめ 「菌とともに生きる未来」

微生物は、これまで私たちの生活を支えてきた、そしてこれからの未来を変えていく、すごい存在です。

見えないけれど、確かにそこにいて、私たちと一緒に生きている。
これからの時代、微生物の力を上手に活かすことで、地球にも人にも優しい社会が実現していくでしょう。

そしてこれからの未来では、環境問題、食料危機、健康、宇宙開発など、あらゆる課題を解決するカギになっていくでしょう。

目に見えないけど、確かにそこにいる。
微生物と共に生きる時代は、もう始まっています。

さあ、今日から「菌とともに生きる未来」を想像してみませんか?


tsu

研究部に所属するtsuです。時々、社内SEもしています。 研究開発に従事する傍ら、データ分析やアプリケーション開発、データサイエンス関係もしています。研究分野とIT分野を融合するような活動も していきたいですね。 専門はバイオテクノロジー・生命科学です。