FABミスト@インフルエンザウイルスに効果あり!
こんにちは
研究部のcobaです。
10月なのにこちら連日真夏日でものすごく暑いです。やっぱりここ最近地球がおかしいです。
今回はFABミストの抗ウイルス効果に関する話です。
7月にFABミストのインフルエンザウイルスに対する抗ウイルス試験の試験結果がようやく出ました。
コロナの影響で外注試験が混んでいて2021年の1月に依頼して半年もかかりましたが、めっちゃ効いていました。
対数で10の4.3乗の抗ウイルス効果が出ていますので1/10000以下にウイルスは減っていて、つまり99.99%以上の抗ウイルス効果が確認されました。試験はちゃんと繊維製品のJIS規格に則って行っています。
まあバクテリアの除菌効果から、こういう結果はある程度予想はしていましたが、しっかり確認出来てよかったです。
実は今回の試験の大事なことは、ただ抗ウイルス効果が確認されたというだけではなく、データのとり方に秘策と言いますかある工夫を加え、FABミストにしかできない効果である持続性を証明するかたちで外注試験を設計して実施しています。
簡単に言うと、アルコールや次亜塩素酸には絶対に真似のできない条件で試験しました。
<方法>
- FABミストを綿布に浸漬
- その状態で24時間乾燥
- インフルエンザウイルスと接触させ抗ウイルス効果を評価
写真に書いてあるように、綿布をFABミストに漬けて浸み込ませて24時間乾燥後にウイルスと接触させて評価しました。FABミストを浸み込ませて24時間経過していますので綿布は乾いていますがFABミストの主成分である有機酸オリゴ―マーは揮発せずに綿布に残っています。その残った成分が効果を発揮しました。同じ実験をアルコールでやろうとしてもアルコール自体の揮発性が高いため24時間後には完全にアルコールは飛んで行ってしまっていて効果は出ません。次亜塩素酸もしかりです。
この結果から、FABミストの新たな使用法が提案できます。除菌や抗ウイルスの予防的な使用法です。つまり、家庭内やオフィス、飲食店などの人が接触する部分、例えばドアノブやテーブル、ソファーなどにあらかじめFABミストをスプレーしておいて、後からやってきた細菌やウイルスに効果を発揮するというものです。何度も言いますが、その瞬間しか効かないアルコールには絶対このようなことはできません。
ただし、手で触れると成分が少しずつ取れてしまいますので、予防効果を持続するための追いスプレーは必要になります。
肝心のコロナウイルスに効くかという点ですが、直接コロナで評価していないのではっきりしたことは言えません。ただしコロナウイルスもインフルエンザウイルスも構造的にはエンベロープと言われるウイルスのコアを取り囲む宿主細胞由来の膜で覆われているウイルスなので、両者ともアルコールが効くタイプのウイルスになります。FABミストの抗ウイルス効果も、ウイルスが持っているエンベロープに作用すると考えられています。
今回伝えたいことは以上です。
同じ内容は社内の主に営業部のメンバーにプレゼンし、今回のデータの解釈とアルコール除菌剤との差別化や訴求ポイントをしっかり伝えました。
ただ、本当に伝えなきゃいけないのはFABミストを実際に使われるユーザーさんです。このブログを読んでいただけるユーザーさんにはある程度伝わるのではないかと期待しているのですが、本音を言えばもっと多くの方々にしっかりと伝えたいところです。
じゃあどうすればいいのか??? もう私自身がYouTuberになって動画で伝えるしかないんじゃないかと!(いきなりそこかよw)
ということで近日YouTuberとしてFABミストの抗ウイルス効果を皆さんにプレゼンすることを宣言します(言っちゃったw)。
動画ができたらお知らせしますね。
coba
製薬メーカーからの転職組で研究部で働いています。週末は釣りばっかりしてます。 オミクロンは感染力が強くてなかなか厄介ですね。まあ春が来ない冬は無いのでもうしばらく辛抱しましょう。