バイオの惠を露地栽培で評価してみた!

こんにちは

研究部のcobaです。

寒い日が続きますね。

でも春が来ない冬はないしもうしばらくの我慢ですね。

さて今回はバイオの惠の生育試験の報告です。

これまでは主にポットで試験をしてきました。ポットでの試験は条件を揃えやすいし、ポットに土を入れるだけなので準備も簡単です。なので頻繁に試験していたのですが、最終評価の際などにやろうと思えば作為的に生育の良いものだけ揃えて写真を撮ったり簡単にできてしまいます。もちろんそんな不正は決してやりませんが、疑念を持たれたときに潔白を証明する手段がありません。

今回実施したのは屋外の露地での試験で、一つの畝の右半分だけバイオの惠を撒いてもう半分は何も撒かずに試験しました。一つの畝の左右で試験したので作為の入る隙は全くありません。以下に時系列を追って写真を掲載していきます。

2021年の10月30日に苗を植えました。写真の手前半分だけバイオの惠を添加しています。

こちらはタマネギの苗で同じ日に植えました。こちらも手前半分だけバイオの惠を添加しています。

こちらは11/12の写真で、植えてから14日目です。畝の右半分がバイオの惠を添加したエリアで、かなり大きく育っているのがわかります。植えているのは左からキャベツ、ブロッコリー、レタスの3種類です。

11/15の写真です。真正面から撮影しましたので差がはっきりわかります。タマネギはこの時点ではまだ差がありません。

12/2の写真です。植えてから約1か月が経過しました。ほんとうに同じ苗なのか?ってくらい明らかに右半分が成長しています。

12/12の写真です。植えてから約1か月半が経過。

こちらはバイオの惠を添加していないタマネギです。

こちらはバイオの惠を添加したほうのタマネギです。すごく元気に育っています。

収穫時にタマネギの球の大きさや重量を測ってみようと思います。

以上が露地での試験の記録です。ポット試験よりもバイオの惠を添加しているとしていないとで大きく差が開いたように思えます。露地の方が差が出やすいのかもしれません。

 

以下はポット試験の際の根張りの様子の写真です。

こちらはバイオの惠を添加していない小松菜の根張り

こちらはバイオの惠を添加した小松菜の根張りです。

根張りがすごいです。ポットの壁に阻まれてかなり根が窮屈そうです。

ポット試験の場合、このようにいくら根張りが良くてもポットの壁に当たってそれ以上は延ばすことはできません。一方露地だと際限なく根を延ばすことができ多くの栄養分を吸収することができます。ここが露地のほうが生育に差が出やすい原因ではないかと考えられます。

 

過去にも何度かバイオの惠を露地で評価していますが(先人たちが)、どれもすごくいい結果でした。今回初めて自分で露地の試験をしてみてあらためてその効果が実感できました。現在、大学や公的な研究機関での評価の準備を進めており、どういう作用機序で効果を発揮しているのかや、さらなる効果アップの可能性を探っていこうと思っています。

 


coba

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製薬メーカーからの転職組で研究部で働いています。週末は釣りばっかりしてます。 オミクロンは感染力が強くてなかなか厄介ですね。まあ春が来ない冬は無いのでもうしばらく辛抱しましょう。

FABミスト@インフルエンザウイルスに効果あり!

こんにちは

研究部のcobaです。

10月なのにこちら連日真夏日でものすごく暑いです。やっぱりここ最近地球がおかしいです。

今回はFABミストの抗ウイルス効果に関する話です。

7月にFABミストのインフルエンザウイルスに対する抗ウイルス試験の試験結果がようやく出ました。

 

コロナの影響で外注試験が混んでいて2021年の1月に依頼して半年もかかりましたが、めっちゃ効いていました。

対数で10の4.3乗の抗ウイルス効果が出ていますので1/10000以下にウイルスは減っていて、つまり99.99%以上の抗ウイルス効果が確認されました。試験はちゃんと繊維製品のJIS規格に則って行っています。

まあバクテリアの除菌効果から、こういう結果はある程度予想はしていましたが、しっかり確認出来てよかったです。

実は今回の試験の大事なことは、ただ抗ウイルス効果が確認されたというだけではなく、データのとり方に秘策と言いますかある工夫を加え、FABミストにしかできない効果である持続性を証明するかたちで外注試験を設計して実施しています。

簡単に言うと、アルコールや次亜塩素酸には絶対に真似のできない条件で試験しました。

 

<方法>

  • FABミストを綿布に浸漬
  • その状態で24時間乾燥
  • インフルエンザウイルスと接触させ抗ウイルス効果を評価

 

写真に書いてあるように、綿布をFABミストに漬けて浸み込ませて24時間乾燥後にウイルスと接触させて評価しました。FABミストを浸み込ませて24時間経過していますので綿布は乾いていますがFABミストの主成分である有機酸オリゴ―マーは揮発せずに綿布に残っています。その残った成分が効果を発揮しました。同じ実験をアルコールでやろうとしてもアルコール自体の揮発性が高いため24時間後には完全にアルコールは飛んで行ってしまっていて効果は出ません。次亜塩素酸もしかりです。

この結果から、FABミストの新たな使用法が提案できます。除菌や抗ウイルスの予防的な使用法です。つまり、家庭内やオフィス、飲食店などの人が接触する部分、例えばドアノブやテーブル、ソファーなどにあらかじめFABミストをスプレーしておいて、後からやってきた細菌やウイルスに効果を発揮するというものです。何度も言いますが、その瞬間しか効かないアルコールには絶対このようなことはできません。

ただし、手で触れると成分が少しずつ取れてしまいますので、予防効果を持続するための追いスプレーは必要になります。

肝心のコロナウイルスに効くかという点ですが、直接コロナで評価していないのではっきりしたことは言えません。ただしコロナウイルスもインフルエンザウイルスも構造的にはエンベロープと言われるウイルスのコアを取り囲む宿主細胞由来の膜で覆われているウイルスなので、両者ともアルコールが効くタイプのウイルスになります。FABミストの抗ウイルス効果も、ウイルスが持っているエンベロープに作用すると考えられています。

今回伝えたいことは以上です。

同じ内容は社内の主に営業部のメンバーにプレゼンし、今回のデータの解釈とアルコール除菌剤との差別化や訴求ポイントをしっかり伝えました。

ただ、本当に伝えなきゃいけないのはFABミストを実際に使われるユーザーさんです。このブログを読んでいただけるユーザーさんにはある程度伝わるのではないかと期待しているのですが、本音を言えばもっと多くの方々にしっかりと伝えたいところです。

じゃあどうすればいいのか??? もう私自身がYouTuberになって動画で伝えるしかないんじゃないかと!(いきなりそこかよw)

ということで近日YouTuberとしてFABミストの抗ウイルス効果を皆さんにプレゼンすることを宣言します(言っちゃったw)。

動画ができたらお知らせしますね。


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今まさに日本の農業の転換点かも!?

今回は日本の農業の話をします。といっても何かを深く語れるほどの知識も経験も無いですが、間違いなく日本の農業は大きな変換点に差しかかっているようです。

今年の5月に農水省から「みどりの食料システム戦略」というものが出されました。日本の農業の課題や今後の方向性などが示されているのですが、その中で「有機農業の取組面積拡大」が掲げられ、2050年までに耕地面積の25%まで持っていくと数値目標が設定されました。

 

これまでにも2006年に有機農法推進法が制定され少しずつ下地作りがされてきましたが、なかなか有機農法は普及せず、現在でも野菜の全流通量の1%程度に留まっています。そんな状況でこの25%という数値目標の設定はすごいことだと思います。

農水省も本気で有機農業の普及に取り組む決意をしたことが伺われます。その背景には現在の主流である化学肥料と農薬を使った農業に限界を感じているのでしょう。農薬を使うことで耐性菌の発生を助長しさらに強い農薬を使うという悪循環になります。また病原菌だけでなく土壌中の有用な微生物まで全て殺してしまい、多様な微生物が活動して豊かな土壌を作るのですがその仕組み自体が失われてしまいます。持続性のある農業とは逆の方向に行ってます。

最近は長年有機農業に取り組んでいる農家さんとお話をする機会を積極的に持つようにしています。その方々は現在の主流である化学肥料と農薬の組み合わせの農業の問題を以前からしっかり理解され、それらに頼らない有機をベースとした農業に取り組まれています。単一作物の連作を避けて、地力回復のため輪作したり、あえて農地を休ませたり、投入する堆肥や稲わらなどの有機資材にも気を使ったり、いろいろ工夫されています。農薬に頼らなくてもちゃんとやれているようですしとても勉強になります。

さて、国の方針も含め、持続可能な有機農業への転換はこれから徐々に進んでいくと思われますが、様々な微生物資材を保有している当社も何らかの形で貢献できたらと考えています。

以前、バイオの惠という土壌改良剤を紹介して生育促進効果があることをこのブログで書きましたが、今回はその続きを報告しようと思います。

生育試験では一定期間植物を育てて葉の長さや重量などの計測してデータを取得したらそこで終了なのですが、そのあと植物を屋外に放置して虫に食わせる実験をしてみました。もちろん無農薬で。その結果がこちらです。

左の3ポットが「バイオの惠」使用群で、右の3ポットが何も添加していない未使用群です。同じ場所に置いていたにもかかわらず明らかに右の3ポットの方が虫食いが多いです。虫の正体はモンシロチョウの幼虫の青虫です。多少雑な実験ですが、同じ場所に置いててこれだけの差が出るということは、何か原因がありそうです。一般的に化学肥料を使いすぎると成分である窒素が硝酸体窒素という形で植物の中に入っていきます。硝酸体窒素は虫の大好物でこれが多く取り込まれすぎると虫を引き寄せてしまうことになります。今回の実験で使用した土はホームセンターに売っているそのまま使える培養土で、いろいろなものが配合されており、その中には肥料成分も入っています。なので虫を引き寄せる下地はあると思うのですが、バイオの惠を添加した群では虫食いが比較的抑えられていることから、微生物の働きで植物の窒素過多の状態が防げているのかもしれません。「バイオの惠」は単なる生育促進に留まらずもしかしたら病害虫に強い作物の生育にも役立つかもしれません。

今回は生育試験後のポットを使った簡単な実験でしたが、今後はポット数を増やしたり、実際の屋外圃場で評価できたらと考えており、今その準備を行っています。当社の微生物が将来の日本の農業の転換に微力ながら貢献出来たら嬉しいです。


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会社のデスクから見える気になる桜

こんにちは

研究開発室のcobaです。

今回はこの時期ならではの桜の話です。

実はデスクから窓の方を向くと桜が見えます。

それもかなり立派な桜です。

この会社に入ってこの桜を見るのは今回で3シーズン目になりますが

まだ間近で見たことはありません。

木曜の昼休み、天気も良く暖かかったので行ってみることにしました。

あらためて駐車場から眺めてみましたが、少し距離がありそうです。

いざ出発

振り返ると、会社の敷地の桜もなかなか立派なものでした。

Hirano社員さんが先週紹介してた桜です。

この道で間違いなさそう

途中から狭い路地に入ります。

途中にある桜も満開です。

さらに細い小道へ

ゲートボール場です。

じゃなくてグランドゴルフ場でした。最近のお年寄りはゲートボールじゃなくてこちらのようですね。

左方向を見上げると

目指していた桜です。到着しました。

斜面に何本も桜の木があります。

つづら折りの小道があります。

やっぱ登るでしょう!

青空に映えてきれいです。

さらに登っていくと

古いお墓がありました。

そういうことでしたか。

きっと高台のお墓に眠るご先祖様のために桜を植えたのでしょう。

それとお墓参りする人たちのためにもかな。

斜面に咲く桜はほんとうにきれいでした。

ただし、誰にも会いませんでした。

こんなに見事に咲いているのに地元の人も誰もいないとは

皆さんコロナで自粛しているんでしょうね。まあ今年はしょうがないかな。

来年の桜はみんなで楽しめるといいですね。


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FABミスト;緊急事態宣言が出ましたので一旦整理しましょうか

こんにちは

研究開発室のcobaです。

2度目の緊急事態宣言が出されましたね。弊社のある熊本県も県知事から独自の緊急事態宣言が出されて警戒度が上がっています。

ここ最近の国内での爆発的な感染者の増加は、①冬の低温でウイルスの生存時間が伸びた、②寒いので窓を閉めきって喚起が滞った、③コロナ慣れして気がゆるんだ、などいろんな要因が考えられますが、まさにこれからが新型コロナ対策の正念場ではないでしょうか。

ここで弊社の除菌消臭剤であるFABミストに関して、一旦整理してみようと思います。理解しやすいように除菌の定番のアルコールと対峙させながら一覧にしてみました。

項目 アルコール除菌剤 FABミスト
 ①除菌(細菌) 効果あり 効果あり
 ②インフルエンザ
ウイルスの不活化
効果あり 効果あり
 ③主な成分 エタノール 有機酸とグレープフルーツ種子抽出物(いずれも食品素材)
 ④予防的な使用 エタノールが揮発して効果が失われるので不可 成分が揮発せずにその場にとどまり持続的に働くので可能

 

①細菌の除菌に関してはアルコール除菌剤もFABミストも高い効果を示しており、FABミストの第三者機関での試験にてその効果が実証されています。

②インフルエンザウイルスの不活化に関してもエタノールが効果があり、昔から使用されています。FABミストに関しては成分の有機酸がインフルエンザウイルスに対する不活化効果を発揮することが確認されています。

ちなみに、ウイルスには細胞由来の被膜に包まれたエンベロープを有するウイルスと、包まれていないノンエンベロープウイルスがあります。インフルエンザウイルスはエンベロープを有するウイルスでノンエンベロープウイルスと比較して不活化されやすい傾向にあります。新型コロナウイルスもエンベロープを有するウイルスに分類されています。ただし、新型コロナウイルスでは直接評価できないのでなんとも言えない部分はありますが。。。

③アルコール除菌剤ではエタノールが主成分ですが、FABミストはいずれも食品素材である有機酸とグレープフルーツ種子抽出物の2つの成分が効果成分になっています。食品素材なので安心してご使用いただけます。

④予防的な使用ができるかという点ですが、ここは使用方法に大きく影響してくる重要な部分です。たとえば効果の持続性があればソファーやドアノブなど良く触れる場所にあらかじめスプレーしておいて時間が経っても効果が期待できます。エタノールは揮発性なのでスプレー直後は効果がありますが時間が経つと効果が失われてしまいます。一方FABミストの効果成分は揮発せずにそのままスプレーした場所にとどまるので持続的な効果が期待でき、予防的な使用が可能になります。この点はアルコール除菌剤にはない大きな違いになります。

先日、どうしても人が多い閉鎖空間に入らないといけない場面がありました。当然マスクはしていたのですが、マスクにFABミストをスプレーしていましたので、ただマスクをしているだけより安心感が格段に違いました。特に私の場合は自分で除菌持続性のデータを取っているのでなおさらでした。まさにFABミストの予防的効果を頼もしいと思った瞬間でした。この感覚は是非ともFABミストをご使用いただける皆さんと共有したい思いました。

近々日本でもワクチン接種が開始されますが、医療従事者などリスクが高い方から順番にとなるので、全員の接種が完了するまでにはまだまだ時間がかかります。また、ウイルスは変異を繰り返すものなので、いつワクチンの効果をすり抜ける変異株が出てくるかわかりません。まだまだ戦いは続きます。ワクチンだけを頼みにするのではなく、生活習慣やこまめな手洗いや除菌の習慣など多角的な対応を継続していくしかないことを多くの方々が認識して行動することが大事ではないでしょうか。


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バイオの惠@確かに菌が効いてます!

こんにちは

朝晩ずいぶん涼しくなりましたね。

秋も深まりこの時期はいろんな魚が良く釣れます。

釣り好きの私は、週末が近づくたびにとソワソワと落ち着きませんw

 

さて、植物を使った生育試験のほうも

夏場は長雨や暑さで試験自体が成り立たないことが多かったのですが、ここにきて順調に推移しています。

 

現在生育試験を行っているのは弊社の「バイオの惠」という生育促進剤です。

有用微生物がたっぷり入った粉体や液体の製品になります。

すでに発売して何年か経過しています。

発売時には圃場を使った生育試験を行っており効果はしっかり確認しています。

 

 

今回の試験はさらに突っ込んで実施しています。

含まれている有用微生物が効いていると思うのですが、製造工程の都合で微量の肥料成分が含まれておりその効果かもしれないという可能性は否定はできません。

じゃあ何が効いているのかはっきりさせようじゃないの!ってことで

生育試験に詳しい肥料メーカーさんのアドバイスなども受けて

バイオの惠をオートクレーブ滅菌して菌を完全に殺して評価してみました。

 

試験系は以下の3つです。

  • 対照区;何も添加しない
  • 試験区1;バイオの惠 粉体 滅菌済み
  • 試験区2;バイオの惠 粉体

 

これらの3つのグループで小松菜を用いて3週間試験した結果が以下の写真です。

写真左から順に  対照区    バイオの惠粉粒滅菌   バイオの惠粉粒

 

御覧の通り結果は一目瞭然です。

バイオの惠を添加した右端の3つのポットが明らかに生育が良いです。

一方滅菌したバイオの惠では、対照区とほとんど変わりません。

 

滅菌して効果がなくなるということは、含まれる有用微生物が効果を発揮していることは間違いありません。

いやいや安心しました。混入している微量の肥料成分が効いているわけではないことが証明できて。

この結果から更なる課題も明確になりました。

じゃあ有用微生物がどう作用して効果を発揮しているのか?

弊社の保有する有用微生物は様々な有機物の分解能を有していることは実験室レベルで確認しています。よって土壌中にある有機成分を分解して肥料として吸収しやすいようにして生育促進を行っていることは容易に想像できます。ただ、生育の非常に初期段階から効いており、実は双葉の段階ですでにバイオの惠のほうがサイズが大きかったので、何かそれ以外のメカニズムがあるんじゃないかと思っています。

たとえば根圏に何らかの良い作用をするとか。。。

当然そこも詰めていくつもりです。

また何かわかりましたら本ブログで報告しますね。


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FABミストを第三者機関で評価しました!

こんにちは

8月も終わりかけているのに毎日暑いですね。

雨の降り方なんか見てても、ますます日本の熱帯化が進んでいるような気がします。

そのうちマラリアが出たりして。。。なんか冗談では済まされなくなりそうで怖い。

 

さてさて今回もまたFABミスト関連ですが、FABミストの外注による試験、つまり第三者機関での評価について、第三者機関で評価することの意義も含めて書いていこうと思います。

FABミストはこれまでいろんな評価をしてきましたが、一部の消臭試験以外はほとんど自社試験でした。特に除菌試験については、スプレー後の持続性試験など再現性も確認し、かなり自信を持って報告してきました。

ただし、それらはあくまでも自社試験であり、どんなにいい結果が得られたとしても客観性という視点では外注による第三者機関での試験に比べて劣ってしまいます。

というのも、自社試験の場合、試験結果の採用は社内の判断に委ねられていますので、何回か試験を実施して一番いいデータのみを外部向け資料に採用することだって可能です。

そういった意味では第三者機関での試験では、メーカー側が試験条件を提示してそれを試験機関が粛々と実施し、出たデータがそのまま事実ということになります。そこにはメーカー側の意図が介在する余地は全くなく、まさに客観性の極みと言えるでしょう。

 

で、今回FABミストでも、より客観性のあるデータを取得するために、第三者機関による試験を実施しました。

試験内容は除菌試験で以下の条件で実施しました。

 

今回の除菌試験は、スプレーの液体と菌液を混合する普通の方法ではなく、繊維製品評価のJIS規格に則って実施しました。

FABミストは繊維製品じゃないじゃないかとの声が聞こえてきそうですが、どういうことかと言いますと、FABミストで綿布を濡らして18時間乾燥させたものを繊維製品とみなして繊維製品の規格で評価しました。まあFABミストを使ってただの布に除菌性能を付加してやったようなもんです。

試験に用いた菌種は、黄色ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌で、食中毒も意識した王道の3菌種です。

 

で、試験結果は・・・

以下が試験成績の最終報告書である試験鑑定証明書です。

3つの菌種の抗菌活性値は

・黄色ブドウ球菌;5.7

・大腸菌;6.3

・サルモネラ菌;6.3

という結果でした。

抗菌活性値は対数なので、例えば数値が4.0だと10000分の1、つまり99.99%除菌になるのですが、今回はその数値を余裕で超えてきていますので、端的に申しますと「めっちゃ効いてるやん!」ってことになります(^^)

自社試験で除菌試験を繰り返して、細菌に対する効果はかなりすごいなと感じていただけに、第三者機関でそれがしっかり証明できてとても嬉しく思います。

あと、繊維製品の規格で評価したこともポイントで、例えばアルコールで同じことをやろうとしても、18時間乾燥した段階で成分が揮発してしまい除菌効果は失われてしまいます。FABミストがアルコールにない持続性を有しているからこそ可能だったといえます。

今回、FABミストを繊維にしみこませて時間が経っても効くことが確認できたので、家庭内でソファーやカーペット、カーテン、寝具など、さまざまな繊維製品での予防的な使用方法が提案できます。

 

今回の成績は、これから拡販資料としてしっかりまとめて営業部に活用してもらわなきゃいけませんが、そんな堅苦しい資料よりこのブログをそのまま使ってもらったほうがよっぽどわかりやすいと思うけどな。。。まあ、そんな提案したら営業部長になんて言われるか(笑


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弊社で残業したらホタルが見れますよ!

こんにちは
研究開発室のcobaです。
いつもは実験モノが多いのですが
今日は弊社入口付近で見られるホタルについてです。

ここんとこブログではホタルの話題が続いていますが
みんな研究室メンバーなのでしたw
みんな働き方改革真っ只中なので早く帰れるときは残業せずに帰ろうね!
また社長から「特に研究室は早く帰るように!」って言われちゃいますよ。

私も帰れるときはできるだけさっさと帰るようにしているのですが
この日、どうしてもやらなきゃいけないことがあり
遅くなってしまいました。
(なんか言い訳っぽいw)

あたりは暗くなっていて、会社の入り口のほうを見ると
すーっと黄緑っぽい光が流れていきました。
今年もそんな時期になったかって思いながら近寄っていくと

 

飛びながらタイミングを合わせて点滅しています。

しばらく見入ってしまいました。

デジカメで動画も撮ってみました。

動画はこちら

BBホタル

 

どんなところに居るのかというと

ほんとにちょっとした小川です。

水の底にカワニナが食事した跡が残っています。
なるほど、カワニナはホタルの幼虫のエサなので・・・
まあ今回はそんなうんちくは無しにしておきましょうかw

 

さて、最後に奇跡の1枚を紹介します。

 

 

ホタルが光でニコッてしてくれています('ー')
なんかいいことあるかな

 


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FABミスト@マスクにも使っています(^^)

こんにちは

研究開発室のcobaです。

すっかり春らしくなりましたね。

でも今年の花見は見るだけで宴会はなしですね。まあ大変な状況だし我慢しましょう。

 

わたしも近所の公園で椅子と読みかけの本を持ってひとり花見を実行しました。

これはこれで気持ち良かったですが。

 

そんなご時世なので日々マスクが手放せませんが、じゃんじゃん使い捨て出来るほどマスクは手に入らないしどうしても使いまわししますよね。

わたしも使いまわし派です。

ただ使いまわしていたらマスクが臭くなったりするので、FABミストを使って消臭しつつ快適に使っています。

ん? ちょっと待った!

FABミストは除菌もできるんじゃ!?

そうです。消臭だけじゃないのです。高い除菌性能があるし、アルコールと違って揮発しないのでその場にとどまって効果を持続します。

ほんとにそうなのかぁ?

だったら実験してみようじゃないの。

以前シャーレの上での持続性は確認しましたが、マスク表面ではまだ確認してないのでした。

 

というわけで今回はマスクを使っての除菌実験をやってみました(^^)

 

材料;研究室にあった普通のマスク(Nナントカといったすごいやつじゃないけど)

試験菌;実験用の大腸菌

菌の検出;ペタンチェックという丸いシャーレで、菌がいる場所に押し付けて菌が居ればコロニーができるすぐれもの。

 

方法は、いつものようにシンプルな実験です。

シンプルな実験のいいところは

①わかりやすい!

②効果が出た際のインパクトがでかい!

③いらん説明をしなくてよいw

※ややこしい実験だと、実験そのものを理解してもらうのに苦労しますからね。

 

で今回の方法は

・マスクの表面を2センチ四方にカット

・FABミストまたは70%アルコールを5回スプレー

・4日間放置して(結果的に乾く)

・大腸菌をスプレー

・30分後にペタンチェックして大腸菌を検出

以上

まあこんな感じですわ。簡単でしょう!?

 

これが使用したマスク

 

表面の不織布をカット

へぇーマスクって多層構造なんだぁ(何を今さらw)

 

シャーレに移します

 

それぞれ5回ずつスプレーします。

 

4日間乾かして1枚ずつ別のシャーレに移します。

 

これが大腸菌液のスプレーです(これで菌をばらまきます)

 

大腸菌をスプレーして30分待ってからペタンチェックします。

その結果がこちら

右側の70%アルコールのほうは大腸菌のコロニーが検出されましたが

左側のFABミストのほうには下のほうに1個だけ小さいコロニーらしきものがありますがそれだけです。しかも小さいコロニーの感じは大腸菌っぽくないしただのコンタミかもしれません。

うーんとてもいい結果です♡♡♡。

FABミストはマスク表面でも効果を発揮しますね。

それもスプレーして4日後にも除菌効果が確認できたので持続性があり予防的な使用も可能です。

※注意;ただしすべてのマスクで同じ結果が得られるかどうかはわかりません。

 

一方アルコールのほうは大腸菌が検出されましたが、これはまあ当然の結果で、アルコールはスプレーしてすぐに揮発してなくなっちゃいますしね。

さて、こうしてマスクの使いまわしの際の消臭だけでなく除菌も確認できたことから、これからもFABミストをスプレーしてマスクを使っていくことにしましょうかね。

 

とにかく早期にコロナウイルスが終息して、マスクなしで買い物などできる日が来るのを待つばかりです。

それまで弊社の製品が皆様の生活に少しでもお役に立てたらいいなと思います。


coba

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台所のまな板@意外と汚いです( ノД`)

こんにちは

研究開発室のcobaです。

今回は研究室を飛び出して家庭の台所で実験してみました。

(写真はイメージですw)

料理するときにはまな板を使いますよね

使った後はどのような処理をしていますか?

洗剤で洗って乾燥させるっていうのが一般的でしょうか。

我が家もそのような処理をしていますが

今回はちょっと驚きの実験結果を報告します。

 

いろんな細菌が生えることができる栄養満点の培地を使って

それをまな板に押し当てて、いったいどれくらいの菌がいるのかといった簡単な実験を行いました。

 

実験は家族3人できわめて平均的な生活をしている我が家の台所で行いました。

普通に洗って干していた我が家のまな板に、培地を押し当てて培養した結果が以下の写真です。

いやいや、めっちゃ菌がいるやんか( ノД`)シクシク…。

こんなに汚いのかぁ?

いろんなコロニーがあり何種類もの菌が確認できます。

 

別の日、同じように培地を押し当てて培養してみました。

今度もたくさんのコロニーが確認できます。

使った食材が違うせいか、菌のコロニーは前回とは多少異なりますが

相変わらず菌はたくさんいます。

 

また別の日、今度は滅菌したきれいな水をまな板に流して

同じように培地を押し当ててみました。

やっぱり菌はいます。

滅菌したきれいな水には菌はいないはずですが

それで洗い流したくらいでは取れないくらい菌がしっかりまな板に付いているといえます。

まな板の表面の小さな傷などに入り込んでいるのかもしれません。

 

まな板の菌、なかなか手ごわいです。

 

今度は、細菌の除菌効果が高いFABミストをまな板にスプレーして30分待ってから

これまでと同じように培地を押し当ててみました。

なんと、全くコロニーは確認できません!

あれだけしつこかった菌たちは死滅したようです。

これまで、研究室ではいろんな細菌を使って繰り返しFABミストの除菌の試験を行ってきて高い効果が得られていたので、たぶん台所にいる菌にも効くだろうとは予想していましたが、これだけしっかり抑えることができるなんて、実験での効果が実際のフィールドで証明できてうれしいです。

 

FABミストは有機酸や発酵アルコールなどの食品素材で構成されていますので、まな板にも安心して使用できます。

今回の結果をもとに、まな板での使用条件をもう少し詰めたうえで、あらためて皆様にご案内できればと考えています。

FABミストの用途はどこまで広がっていくのか、開発担当者としてもこの先が楽しみです。

また何か新しいことがわかったら報告していきますね。

 


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