バイオの惠を露地栽培で評価してみた!
こんにちは
研究部のcobaです。
寒い日が続きますね。
でも春が来ない冬はないしもうしばらくの我慢ですね。
さて今回はバイオの惠の生育試験の報告です。
これまでは主にポットで試験をしてきました。ポットでの試験は条件を揃えやすいし、ポットに土を入れるだけなので準備も簡単です。なので頻繁に試験していたのですが、最終評価の際などにやろうと思えば作為的に生育の良いものだけ揃えて写真を撮ったり簡単にできてしまいます。もちろんそんな不正は決してやりませんが、疑念を持たれたときに潔白を証明する手段がありません。
今回実施したのは屋外の露地での試験で、一つの畝の右半分だけバイオの惠を撒いてもう半分は何も撒かずに試験しました。一つの畝の左右で試験したので作為の入る隙は全くありません。以下に時系列を追って写真を掲載していきます。
2021年の10月30日に苗を植えました。写真の手前半分だけバイオの惠を添加しています。
こちらはタマネギの苗で同じ日に植えました。こちらも手前半分だけバイオの惠を添加しています。
こちらは11/12の写真で、植えてから14日目です。畝の右半分がバイオの惠を添加したエリアで、かなり大きく育っているのがわかります。植えているのは左からキャベツ、ブロッコリー、レタスの3種類です。
11/15の写真です。真正面から撮影しましたので差がはっきりわかります。タマネギはこの時点ではまだ差がありません。
12/2の写真です。植えてから約1か月が経過しました。ほんとうに同じ苗なのか?ってくらい明らかに右半分が成長しています。
12/12の写真です。植えてから約1か月半が経過。
こちらはバイオの惠を添加していないタマネギです。
こちらはバイオの惠を添加したほうのタマネギです。すごく元気に育っています。
収穫時にタマネギの球の大きさや重量を測ってみようと思います。
以上が露地での試験の記録です。ポット試験よりもバイオの惠を添加しているとしていないとで大きく差が開いたように思えます。露地の方が差が出やすいのかもしれません。
以下はポット試験の際の根張りの様子の写真です。
こちらはバイオの惠を添加していない小松菜の根張り
こちらはバイオの惠を添加した小松菜の根張りです。
根張りがすごいです。ポットの壁に阻まれてかなり根が窮屈そうです。
ポット試験の場合、このようにいくら根張りが良くてもポットの壁に当たってそれ以上は延ばすことはできません。一方露地だと際限なく根を延ばすことができ多くの栄養分を吸収することができます。ここが露地のほうが生育に差が出やすい原因ではないかと考えられます。
過去にも何度かバイオの惠を露地で評価していますが(先人たちが)、どれもすごくいい結果でした。今回初めて自分で露地の試験をしてみてあらためてその効果が実感できました。現在、大学や公的な研究機関での評価の準備を進めており、どういう作用機序で効果を発揮しているのかや、さらなる効果アップの可能性を探っていこうと思っています。
coba
製薬メーカーからの転職組で研究部で働いています。週末は釣りばっかりしてます。 オミクロンは感染力が強くてなかなか厄介ですね。まあ春が来ない冬は無いのでもうしばらく辛抱しましょう。