こんにちは
8月も終わりかけているのに毎日暑いですね。
雨の降り方なんか見てても、ますます日本の熱帯化が進んでいるような気がします。
そのうちマラリアが出たりして。。。なんか冗談では済まされなくなりそうで怖い。
さてさて今回もまたFABミスト関連ですが、FABミストの外注による試験、つまり第三者機関での評価について、第三者機関で評価することの意義も含めて書いていこうと思います。
FABミストはこれまでいろんな評価をしてきましたが、一部の消臭試験以外はほとんど自社試験でした。特に除菌試験については、スプレー後の持続性試験など再現性も確認し、かなり自信を持って報告してきました。
ただし、それらはあくまでも自社試験であり、どんなにいい結果が得られたとしても客観性という視点では外注による第三者機関での試験に比べて劣ってしまいます。
というのも、自社試験の場合、試験結果の採用は社内の判断に委ねられていますので、何回か試験を実施して一番いいデータのみを外部向け資料に採用することだって可能です。
そういった意味では第三者機関での試験では、メーカー側が試験条件を提示してそれを試験機関が粛々と実施し、出たデータがそのまま事実ということになります。そこにはメーカー側の意図が介在する余地は全くなく、まさに客観性の極みと言えるでしょう。
で、今回FABミストでも、より客観性のあるデータを取得するために、第三者機関による試験を実施しました。
試験内容は除菌試験で以下の条件で実施しました。
今回の除菌試験は、スプレーの液体と菌液を混合する普通の方法ではなく、繊維製品評価のJIS規格に則って実施しました。
FABミストは繊維製品じゃないじゃないかとの声が聞こえてきそうですが、どういうことかと言いますと、FABミストで綿布を濡らして18時間乾燥させたものを繊維製品とみなして繊維製品の規格で評価しました。まあFABミストを使ってただの布に除菌性能を付加してやったようなもんです。
試験に用いた菌種は、黄色ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌で、食中毒も意識した王道の3菌種です。
で、試験結果は・・・
以下が試験成績の最終報告書である試験鑑定証明書です。
3つの菌種の抗菌活性値は
・黄色ブドウ球菌;5.7
・大腸菌;6.3
・サルモネラ菌;6.3
という結果でした。
抗菌活性値は対数なので、例えば数値が4.0だと10000分の1、つまり99.99%除菌になるのですが、今回はその数値を余裕で超えてきていますので、端的に申しますと「めっちゃ効いてるやん!」ってことになります(^^)
自社試験で除菌試験を繰り返して、細菌に対する効果はかなりすごいなと感じていただけに、第三者機関でそれがしっかり証明できてとても嬉しく思います。
あと、繊維製品の規格で評価したこともポイントで、例えばアルコールで同じことをやろうとしても、18時間乾燥した段階で成分が揮発してしまい除菌効果は失われてしまいます。FABミストがアルコールにない持続性を有しているからこそ可能だったといえます。
今回、FABミストを繊維にしみこませて時間が経っても効くことが確認できたので、家庭内でソファーやカーペット、カーテン、寝具など、さまざまな繊維製品での予防的な使用方法が提案できます。
今回の成績は、これから拡販資料としてしっかりまとめて営業部に活用してもらわなきゃいけませんが、そんな堅苦しい資料よりこのブログをそのまま使ってもらったほうがよっぽどわかりやすいと思うけどな。。。まあ、そんな提案したら営業部長になんて言われるか(笑