FABミストは、かなーりユニークな製品なのでした
こんにちは
研究開発室のcobaです。
今回は研究室ネタではありません。
写真は先日はじめて参加した雑貨関連の展示会のものです。
私は4月に発売したFABミストの開発を担当していましたので、展示会では主にFABミストの説明をしてきました。
開発担当者の思い入れもありついつい説明に力が入ってしまい、営業部のアニキから「説明長すぎ!」って注意を受けるほどでしたw
さて、私がそんなに力んでしまうほどのFABミスト、どんな製品なのかを開発担当目線で説明していこうと思います(あまり長くならないようにw)
まず言いたいのは、この製品にはBB菌は入っていません。ここが従来の製品とは大きく異なるところで、主成分は有機酸になります。
この有機酸が「○○酸です」ってところまでは今はちょっと明かせませんが誰もが知っていて口にしたこともある食べても安全な酸です。
FABミストにはその酸が単体で入っているのではなく、数個の分子が結合して直線状になったものや、端っこがつながって環状になったものもあり、長さや大きさが異なるものが混然一体となって入っています。
ここが一番のポイントで、直線状のものも長さが違うものが混ざっており、環状のものも輪っかの大きさが異なるものが入っていて、その多様性こそが幅広い消臭、除菌、防カビ効果につながるのです。
まあ、噛み砕いていうと、形や大きさが異なるものが混ざっているということは、それだけいろんな種類や性質の違うものと反応できるわけで、様々な武器を合わせ持っているようなイメージですね。つまり単一分子では成しえない多様な効果を持っています。
例えば直線状のものは水となじみやすく親水性が高いのに対して、環状のものはその反対で疎水性が高い性質を持っています。
これだけでも親水性、疎水性の両方と反応したり結合したりできるわけで、そこにサイズ違いのファクターまで入ってくるとさらに幅が広がることになります。
例えばニオイに関していうと、家庭に存在するニオイは一つではなく、アンモニア臭や加齢臭、生ごみ臭や汗臭など様々なニオイがあります。例えばアンモニアだけ抑えてもそのほかのニオイまで抑えることができないと家庭用として有効とは言えません。
なんか全然説明が止まりません。まだほんのイントロなのに。
このままつらつら書いていくと、また営業部のアニキに叱られそうなので続きは泣く泣く次回に回したいと思います。
今回のポイントをまとめると
①FABミストにはBB菌は入っていません。
②有効成分は有機酸が結合したもので、多様な分子構造が多様な機能を発揮します。
次回はそのような多様な分子がどのように効果を発揮しているか、他の除菌消臭剤にはない特徴などについて説明したいと思います。
ではまた
coba
製薬メーカーからの転職組で研究部で働いています。週末は釣りばっかりしてます。 オミクロンは感染力が強くてなかなか厄介ですね。まあ春が来ない冬は無いのでもうしばらく辛抱しましょう。